今日のみ言葉【No.2919】(2022年10月 8日)「ソドムとゴモラの滅亡(5)」
彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。
(創世記19:17)
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大手企業の案件も受け持つコンサルタント会社の社長さんに
「変える時は少しずつ、徐々に変えていったほうが良いのでしょうか?」
という質問が飛びました。
するとその経験豊かな社長さんは、
「いや、変える時は全部一緒に変えるべきです」
と言われました。
この一言で、その組織では
「一気に進めよう」
と方針が定まりました。
人生、危機の時は、できるできないは問わずして、
「全部やる」
と心に決めて取り組む必要があります。
ロトに対する御使の言葉がそれでした。
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御使いは、ロトとその妻、二人の娘の計4人をを外に連れ出し、こう言いました。
「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」
(創世記19:17)
ここに4つの命令があります。
(1)逃げよ → ソドムから離れよ。
(2)後ろを振り返るな → 前だけを見よ。
(3)低地には止まるな → ヨルダンの低地全体が滅びの対象となっているから。
(4)山に逃れよ → 指定された山に行きなさい。
とにかく指定された場所まで一気に進め、ということです。
変える時は全部一緒に変えなければならないのです。
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これに対してロトはどう反応したのでしょう?
なんと、
「わが主よ、どうか、そうさせないでください」
(創世記19:18)
と言っています。
御使の命令に従おうとしないのです。
彼は
「言われた通りにはできない」
と考えのです。
そこで、
「あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください」
(創世記19:20)
と御使に頼み込みます。
すると、不思議なことに、この祈りは聞かれるのです。
「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません」
(創世記19:21)
ロトはそのゾアルという町にたどり着き、助かります。
こうなると、
「ロトは自分が祈り求めた結果に満足し、そこで長く平和に暮らした…」
となりそうですが、そうでもないのです。
後に、
「ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。ゾアルに住むのを恐れたからである」
(創世記19:30)
となります。
ソドムの廃墟の近くにいたので、ここも同じく、いつかは神に滅ぼされるのではないかと恐れたのです。
結局彼は御使の言葉通り、山に住みました。
神の御心には最初から従った方が良いのです。
変えなければならない時は全部一緒に変える。
御心であることがはっきりしている時は、辛さも苦労もあると承知の上で、全力でそこを乗り切りましょう。
それが平安の道なのです。
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御心に従う一日として参りましょう。
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