今日のみ言葉【No.3092】(2023年 5月31日)「ヤコブの罪(1)」
「父よ」。すると父は言った、「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」。ヤコブは父に言った、「長子エサウです。
(創世記27:18-19)
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「スコットランドのネス湖にはネッシーという首長竜がいる」
というのは嘘で、あれは写真のトリックだったということが明かされています。
新聞に大々的に取り上げられたので、当事者は引くに引けず、そのままにしておいたそうですが、本当のことが明かされるまでの数十年間、どんな思いで生活していたのか想像しただけで心が痛みます。
ヤコブは一つの嘘をついたおかげで、次々と嘘を重ねなければなりませんでした。
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リベカの指示に従って料理を持ってきたヤコブは、「父よ」と呼びかけます。
イサクは
「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」
(創世記27:18)
と問いかけます。
猟をして帰ってくるにはあまりにも早すぎ、また、声がエサウとは違う声だったからです。
「ヤコブは父に言った、『長子エサウです」
(創世記27:19)
これがヤコブが父についた嘘です。
厳密に言うと、長子だということは合っています。
実際彼は弟なので長男ではなく次男ですが、すでにエサウが長子の特権を一杯の煮物と交換でヤコブに売り渡しているので、法律上の契約は成立しており、ヤコブが自分を長子と主張することは正当です。
しかし、ヤコブは自分をエサウだと偽りました。
ヤコブではなくエサウだと嘘をついたことにより、それ以降は本当の自分を生きることができず、偽りの自分を作り出して演技するようにしなければならなくなりました。
神の御心は必ずなると信じ、神の時を待ち、神から来る課題に精一杯チャレンジしていけば、ヤコブは神が与える祝福を得ることができたはずでした。
しかし、信仰が乏しかった母と子は神の御手に任せることができず、祝福が横取りされそうになっている事態を人間的手段で回避しようとしたのです。
この後、ヤコブは嘘の泥沼にはまります。
続きは次回で…。
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嘘をつくと本当の自分から乖離した偽りの自分を生きるようになります。
嘘をついた罪を神の前で告白し、その罪を赦していただき、本当の自分を取り戻して生きるスタートを切って参りましょう。
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