今日のみ言葉【No.3048】(2023年 4月 3日)「生活の処方箋（34）『豊かな人生の三要素』」

彼はこの神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのである。
（ローマ4:17）

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豊かな人生の三要素。

まず、何事も肯定的に見ることです。

何事も、否定的に見ようと思えば限りがなく、前向きに捉えると、尽きない可能性を見いだすことができます。

同じ千円でも、「千円しかない」とも、「千円もある」とも取ることが出来ます。

第二は物事を積極的に受け取ることです。

「そのうち」ではなく、今この時、持てる全力を尽くすことです。

誰かにしてもらうのではなく、自分がやらないで誰がやるのかという気概こそ、積極的人生の本領です。

第三は、建設的に物事を見ることです。

勝ち負けという二元的生き方ではなく、共に生かされる方法です。

親が悪いからと言っていた子が、

「お父さん、こうしてもらったら僕は励まされる」

と素直に言い始め、親もそれに対応し見事に立ち直られました。

人生という建物は、建設的に高く建てる事ができます。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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あなたが物事を成し遂げようと思う時、最初の情熱が冷める時が来ます。

実は成功の保証はないのだと気がつき、全く自信がなくなる状態です。

それでもなお前向き肯定的人生を生きることが出来るのはなぜでしょう？

それは、この御言葉があるからです。

「彼はこの神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのである」
（ローマ4:17）

神は無から有を呼び出される神なのです。

成功する可能性0%のところに可能性100%をもたらすことが出来る御方だということです。

ただし、これは人間がそう信じさえすれば、願いが何でもかなうという魔法の呪文ではありません。

神の選びの中において、神の恵みを信じる者が応答する時、無から有を起こされる神の姿が現れてくるのです。

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箱舟を作ったノアがそうです。

ノアは大洪水の中から救われましたが、彼が特別優れた人であったから助かったのではありません。

「しかし、ノアは主の前に恵みを得た」
（創世記6:8）

とあるように、彼が神に選ばれたのは全くの恵みだったのです。

ノアは自分自身に

「私は神に選ばれたのだから大丈夫だ。無から有は起こされる」

と無理に信じ込ませたのではありません。

神に選ばれたとしか考えられない状況の中で、神の恵みがあるはずだと信じ、彼なりの実力で箱舟作りを始めるという行動を起こし、その結果として神の救いの御業を見たのです。

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あなたに与えられた恵みの範囲内で、精一杯神に応答する今日として参りましょう。

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