今日のみ言葉【No.2839】(2022年 6月17日)「悪霊につかれたゲラサ人(2)」
この人がイエスを見て叫び出し、みまえにひれ伏して大声で言った、「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。お願いです、わたしを苦しめないでください」。
(ルカ8:28)
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日本には死刑制度があります。
死刑囚に刑の執行が言い渡されるのは、当日の朝だそうです。
事前に知らせると、受刑者の心の負担が大きく、パニックになるからです。
今日の聖書箇所は、刑の執行にはまだ間があると思っていた死刑囚が、いきなり刑務官に出会ったようなところです。
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悪霊とは元々は御使で、サタン側についたので天から落とされた堕天使です。
彼らの裁きは決定しており、もはや悔い改めのチャンスはありません。
最後の審判によって滅びが来るまでの間、天から落とされて地上で悪さをしているのが悪霊です。
彼らはイエス様が神の子であり、自分たちを裁きに定め、それを実行する力を持った御方であることを知っていました。
ですから、イエス様を見た途端、
「この人がイエスを見て叫び出し、みまえにひれ伏して」
(ルカ8:28)
とあるように、大パニックに陥りました。
そして大声で、
「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。お願いです、わたしを苦しめないでください」
(ルカ8:28)
と言いました。
「ええ!もう来たの?!」
「まだまだ来ないと思っていたのに…。やめて下さい。来ないで下さい!」
というような感じです。
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悪霊は霊の世界がはっきり見えていますからこのような反応をしましたが、霊の世界が見えない弟子たちは、
「いったい、このかたはだれだろう。お命じになると、風も水も従うとは」
(ルカ8:25)
と、目の前で奇跡を見ているのに、それでもイエス様の正しい姿を把握することができません。
私たちも彼らと同様に霊的に鈍感な者です。
毎日神様の奇跡を見せていただいているのに、何の感動もなく過ごしているとしたら…。
口から出てくる言葉が讃美と感謝ではなく、愚痴と不平ばかりだとしたら…。
私たちは霊的目を開いていただく必要があるのです。
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イエス様と出会って恐れおののく悪霊とは反対に、私たちはイエス様と出会えば喜びにあふれます。
今日、そのイエス様の姿を正しく見る目を持ち、生活のあらゆる部分で喜びと感謝を見出して参りましょう。
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