今日のみ言葉【No.3049】(2023年 4月 4日)「72人の派遣(9)」

あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。
(ルカ10:12)

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子供の頃、鉄をスイッと引きつける磁石は魔法の道具のように思われました。

昭和40年代の初め、我が家の白黒テレビにその磁石をくっつけてみました。

するとどうでしょう、磁石周辺の画面に虹のような七色の色がついたのです。

白黒テレビがカラーテレビになった!

そう思って喜んだのもつかの間、磁石を離しても虹色は残ったままで消えません。

「テレビを壊してしまった!」

あわてて電源を切り、時間をおいてスイッチを入れたら元通りに映りましたが、その間の暗澹たる気分は今でもうっすら覚えています。

想定されたとおりのことを行っていれば、テレビは「画像を映す」という役割を果たします。

しかし、想定外の使い方をすれば、正しい画像を伝えないという問題を残したまま続くことになります。

神に造られた人間も同じで、神が定めた範囲内で自由を行使していればいいのですが、その範囲を越えて自由を濫用する時、不自然な結果を生むことになります。

旧約聖書創世記に書かれているソドムはそのような町でした。

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ソドムは罪の裁きを受け、神によって滅ぼされた町です。

ソドムは罪の町で、聖書ではその極みとして同性愛に代表される性関係の乱れがあったことが記されています。

これは、現代の日本で議論されているLGBT(性的少数者)の方々の人権を無視するとか、疎外していいということではありません。

現在の私が考えている立場は、以下の御言葉メールですでに述べております。

mikotoba.org/?p=7759

アダムとエバ以来、神から離れてしまった人間は、その罪の性質ゆえに、無制限の自由を享受したいと思うようになりました。

しかし、神が与えられた自由は、神が定められた範囲内でのみ、神の意図した結果を生み出します。

神の制限を嫌い、人間が自分の思い通りの行動を取る先には、神も自分も意図しない結果が待っています。

「主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた」
(創世記19:24-25)

神はこのようにしてソドムの町に厳しい裁きを下されたのです。

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ところが、このソドムよりもひどい裁きを受ける町々があるとイエス様は言われました。

「あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう」
(ルカ10:12)

それは、72人の弟子たちが伝える神の国の福音を聞きながら、それを拒絶した町です。

福音を聞いた者には、その知らせに対してどういう反応を取るかが、その人の未来の運命を変える重大なことだとイエス様は教えられたのです。

以下、次回に続きます。

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救いの福音を大切に聞く今日として参りましょう。

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