今日のみ言葉【No.3046】(2023年 3月31日)「72人の派遣(8)」

『わたしたちの足についているこの町のちりも、ぬぐい捨てて行く。しかし、神の国が近づいたことは、承知しているがよい』。
(ルカ10:11)

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AとBの畑があり、陽当たりも水やりも同じ条件とし、そこに同じ種を蒔いたとします。

ところが、Aの畑では芽を出し、Bの畑では出ませんでした。

あなたは種を買ってきた店に文句を言いに行くでしょうか。

そんなことはありません。

蒔いた種に問題があるのではなく、その畑の質、土壌に問題があるからです。

72人の弟子たちは神の国の福音という種を蒔きました。

それを受ける人々の心が畑です。

芽を出さない場合、つまり、その地の人々が福音を拒絶した場合はどうしたらよいかというのが今日の箇所です。

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イエス様は、

「その人たちの心が変わるように説得しなさい。いいですか、神様を信じるようになるまであなたたちは帰って来てはなりません」

とは言われませんでした。

むしろ、

「大通りに出て行って」
(ルカ10:10)

こう言いなさいと命じておられます。

「わたしたちの足についているこの町のちりも、ぬぐい捨てて行く。しかし、神の国が近づいたことは、承知しているがよい」
(ルカ10:11)

大通りという言葉で、日本の繁華街や自動車が多く通行する道路を想像してはいけません。

そこは町と外部を仕切る門の近くの場所で、市場が開かれ、多くの人が集まっています。

当然、町の責任者たる長老たちがいます。

その人たちの前で、足に付いているちりを払う様子を見せるのは、

「あなたと私は関係ありません」

ということを表す儀式でありパフォーマンスなのです。

弟子たちは、

「わたしはやるべきことをやりました。あなたはそれを受け入れませんでした。私にはそのことで何の責任もありません」

「あなたが選択したことで受ける報いは、あなたの責任であり、私が責任を負うものではありません」

と明確にその人たちに示さなければならないとイエス様は言われたのです。

もちろん私たちは愛を持って伝道します。

しかし、魂の救いは本当に神の領域のことなのです。

私たちにはやるべき事や出来ることがありますが、神が敷かれた境界線を踏み越えてはいけません。

救いに関しては、福音を聞いた人たちと神様との間でなされることであって、私たちが踏み込めない領域というものがあるのです。

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果たすべきことを果たし、後は神にゆだねる今日として参りましょう。

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