今日のみ言葉【No.3020】(2023年 2月28日)「3人の弟子志願者(4)」

イエスは言われた、「手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」。
(ルカ9:62)

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読者の皆さんが今日のメールを読む前に、念のため注意を促しておきます。

「3人の弟子志願者」シリーズの箇所は、キリストの弟子となっていきたい人向けの話です。

弟子となろうと志す人は、何かを犠牲にしてでもキリストの道を歩んでいきたいと熱望する人です。

救いは「無代価」で与えられますが、弟子となるには「支払い」の面があるのです。

ですから、読者の中で

「キリストの弟子となるまでの思いはないなあ」

と思う人は、この箇所は

「へー、そうなんだ」

という感想程度で、読み飛ばして差し支えありません。

必要なら神様は後にあなたの心に光を当て、もう一度読む機会を与えてくださるでしょう。

しかし、神の御心を果たしていきたいと真剣に願う人は、ここはあたかも自分に語られているかのようにして読むべき所です。

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3人目の弟子志願者は、

「神様に従いたいですけど、いや、でも、ちょっと…」

と、神の召しに従いたいが、条件付きの人です。

彼はこう言っています。

「主よ、従ってまいりますが、まず家の者に別れを言いに行かせてください」
(ルカ9:61)

私はこの御言葉を読んだ時、

「これはまさしく私の姿だ!」

と感じ、体が震える思いがしました。

献身する時に、家族との明確な別れを何とはなしに先延ばししていたからです。

イエス様はこのような者に何と声をかけられたのでしょう?

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イエス様の言葉は、

「手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」
(ルカ9:62)

です。

鋤(すき)は農作業の道具です。

手を鋤にかけたら、まっしぐらに畑を耕さなければなりません。

たびたび後ろを見て

「どうしようかなあ…」

と思っていたら、作物がとれる畑がいつできるかわかったものではありません。

この人には神の国以外に大事なものがあったのです。

ですから、彼は、

「家の者に別れを言いに行かせてください」

と言ったのです。

私の経験上、どんなに別れを言っても、この人は気が済まないだろうと思います。

「いや、お世話になった叔父さん叔母さんにはまだですし、あの人にもこの人にも事情を説明しておきたい…」

と、実は現実に飛び込むことを避け、先延ばしの時間を長くしたいだけだからです。

しかし、ノアの箱舟の戸は閉ざされますし、世の終わりは必ずやって来て、人は与えられた命をどう使ったか、神に問われる清算の時が必ずやって来ます。

今、神の言葉に従う決断をし、この世とはきっぱり訣別すること。

それをイエス様はこの人に求めたのです。

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後ろに一歩退いたら断崖絶壁を落ちるところだった、という場所に自分がいることがわかる時があります。

その時は、目の前にいらっしゃるイエス様にすがりつき、一歩でも二歩でも前に進もうと気持ちを切り替える時です。

滅びから救いへの転換が成される今日でありますように…。

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