今日のみ言葉【No.1891】(2018年11月30日)「 十二弟子の派遣(5)」

あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい
(マルコ6:11)

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なぜ、あなたの会社が儲からないのか。

「それは、『売ってはいけないお客様』にも売っているからです」

と断言するのは経営コンサルタントの石原明氏です。

これは、お客様に気に入って買ってもらう古いパターンから脱却し、売る側の方がお客様を選別し顧客化せよ、という逆転の発想です。

石原氏は、営業マンには売らない権利もあると述べ、あらかじめこう言っておけとアドバイスしています。

「私は、自分の商品をよく理解して選んでいただきたいと思っているので、買う、買わないといったお話の前に、よく商品の説明をするようにしています。よくわかっていただいて買ってほしいと思っているし、それでもほしくないという方に、無理に買っていただこうとは思っておりません」
(『イヤな客には売るな!』、石原明著、PHPエディターズ・グループ、P154)

売る方も買う方も対等。

ならば、商談成立時には「ありがとうございます」と頭を下げるのではなく、「良かったですね」と言うのが本当です。

この真理を2千年前、すでに教えていたのがイエス様です。

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イエス様が十二弟子を派遣した時のアドバイスの3番目は、

「あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」
(マルコ6:11)

というものでした。

足の裏のちりを払い落とすとは、縁を切ったことを証明する動作です。

つまり、「あなたはそういう選択をしたのだから私の側には責任がありませんよ」と示すことです。

このけじめを明確にすることが大事なのです。

もちろん、キリストの福音を伝える者は誠意をもって正しく相手に伝えるように労苦します。

しかし、神の恵みの知らせを受け入れるか受け入れないかは、全くその人の自由意志に任せられています。

信じるという決断も、信じないという決断も、どちらも尊重しなければなりません。

「そうですね。あなたがそういう選択をなさったのですから、そちらはそちらでお進みください。私は私で、こちら側につく方々の養成に力を尽くします」

と言って、サラッと別れ、あとは引きずらないことです。

これが相手を一人の独立した人格を持った人間として接することだと私は考えます。

そしてやるべきことは、神が与えて下さった人々へエネルギーを全力で注ぐことのみです。

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先の石原氏流で言う「顧客」となった方々は、喜んでやってきて下さる方々です。

飴を舐めさせ、景品をあげてもなお不平を言い、「もっと」を求めるクレーム客とは違います。

そのような方々とはストレスフリーの仕事ができます。

毎年田中信生師の講演会を開催させていただいてきましたが、喜んで聞きに来て下さる方々ばかりです。

義理で来たとか動員されて来る人はいません。

皆さん「来たい」「話を聞きたい」と思って来場されます。

準備をする教会側でも、この講演会のために奉仕をしたいと願い出た方々だけに限ってボランティアをお願いしています。

決して「教会主催ですから教会員の方は万障繰り合わせの上ご協力お願いします」と強制したりはしていません。

ですから、係となった人は皆笑顔で動きまわります。

このような講演会が良い雰囲気で満ちあふれるのは当然です。

喜びが更に次の喜びを連れて来る。

そのような時間と場になるのです。

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愛と誠を持って伝道し、後は相手に任せるのです。

そして、神が選んで下さった人と共に生きる。

その境界線をきちんと意識して生きる毎日として参りましょう。

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