今日のみ言葉【No.528】(2013年 3月16日)
あなたはあなたの神、主を覚えなければならない。主はあなたの先祖たちに誓われた契約を今日のように行うために、あなたに富を得る力を与えられるからである。
(申命記8:18)
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今日の聖句で、神はイスラエルに「富を得る力」を与えられる、と約束されました。
何と魅力的なお約束でしょうか!
神はご自分が結ばれた契約に忠実なお方です。必ず約束を果たされるお方であり、言われたことは必ずその通りになります。
なぜイスラエルの民が富を得る力を持つのかという理由は、
「主はあなたの先祖たちに誓われた契約を今日のように行うため」
なのです。
つまり、富を得られたのは、自分の努力もさることながら、本質的には「神の恵み」なのです。
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しかし人間は神の恵みを忘れます。
それはいつかというと、
「あなたは食べて飽き、麗しい家を建てて住み、また牛や羊がふえ、金銀が増し、持ち物がみな増し加わるとき、」
(申命記8:12-13)
だと事前にモーセを通して警告されています。
「おそらく心にたかぶり、あなたの神、主を忘れるであろう。」
(申命記8:14)
うまくいっている時、
「これは神の恵みによってそうなっているのだ」
とは思わなくなり、自分の力でこうできた、と思うようになるのです。
これが「たかぶり」です。
ですから、
「あなたは心のうちに『自分の力と自分の手の働きで、わたしはこの富を得た』と言ってはならない。」
(申命記8:17)
と記されているのです。
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脳出血になった方からこんな体験談をお聞きしました。
左半身が動かなくなったため、その機能回復のリハビリで歩行訓練があります。
自分でまっすぐ歩いている感覚で進むと、必ず左側にそれてしまうのだそうです。
体の左側の重みのせいです。
脳にはまだ左側の感覚が届いていないので、正しいバランスがとれないのです。
そこで、病院の廊下に貼られてあるまっすぐなテープに沿って歩こうとしなければなりません。
この感覚は、思いっきり右側にそれていくつもりで歩く感覚なのだそうです。
そうして初めてまっすぐ歩けます。
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私たちも同じです。
逆境の時よりも順境の時の方が、神の恵みを忘れ、自分がたかぶっているなどとは思いもしません。
しかし、「たかぶり」は毎日私たちの心に忍び寄ってきます。
自分ではまっすぐ歩いているつもりでも、必ず右か左にそれているものです。
毎日聖書を読み、神の基準を確認し、悔い改めの祈りをなし、赦しの恵みを味わうことが、神の貼られた
「まっすぐなテープに沿って歩く」
ということです。
「傲慢だった!」と自分を責めることではなく、神の恵みを思い起こすことが一番の処方箋です。
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「今あるは神の恵み」と再確認し、今日一日を過ごして参りましょう。
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