今日のみ言葉【No.2980】(2023年 1月 5日)「イサクの嫁選び(2)」
さてアブラハムは所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべに言った
(創世記24:2)
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銀行の口座には必ず暗証番号をつけます。
あなたに質問です。
「緊急事態に備えて、自分以外の誰に暗証番号を知らせていますか?」
自分の全財産が勝手に引き出されるかもしれないのですから、完全な信頼関係で結ばれていなければむやみに教えることはできないはずです。
アブラハムにとって、自分の暗証番号を教えて銀行の通帳をそっくり預けられる存在がエリエゼルというしもべでした。
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アブラハムには
「所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべ」
(創世記24:2)
がいました。
創世記24章ではこのしもべの名前は出てきませんが、15章でアブラハムは
「主なる神よ、わたしには子がなく、わたしの家を継ぐ者はダマスコのエリエゼルであるのに、あなたはわたしに何をくださろうとするのですか」
(創世記15:2)
と、自分の後継者としてエリエゼルがふさわしいと考えていたほどですから、このしもべはエリエゼルであると考えられます。
全財産を任せられるのですから、相当有能、かつ忠実であり、よこしまな思いを抱かない人であったことは間違いありません。
イサクの嫁選びの大任を果たせるのはこの人だとアブラハムは見込んだのです。
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さて、聖書の読み方の一つとして、低い方の立場から読んでみるというやり方があります。
私たちは主人アブラハムの立場からこの箇所を読んでいますが、しもべという低い立場に立って、
「もし私がエリエゼルの立場にいたら、どうしただろう」
と考えて読んでみるのです。
大任を任されて嬉しいでしょうか?
それとも、責任の重さにプレッシャーを感じてひるんでしまうでしょうか?
ここで注目したいことは、エリエゼルの立場からすれば、
「イサクが生まれなければ自分がアブラハムの全財産を受け継いでいた」
ということです。
人生、損か得かで考えてみると、イサクの誕生によってエリエゼルは相続できたはずの財産が消えてしまったので、大損だと考えられます。
しかし、彼の価値観はそこにはなかったのです。
神の前に忠実に、今の自分の主人に仕える。
この選択をすることが明白なエリエゼルだからこそ、アブラハムは安心してイサクの嫁選びという重大な任務を彼に託したのです。
神はこのような人を選んでお用いになられることを忘れてはなりません。
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自分の目で損か得かの価値観のさらに上に、神の目から見てどうかという価値観があります。
今日も神の目が注がれていることを意識し、御心を選択する一日として参りましょう。
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