今日のみ言葉【No.1758】(2018年 5月22日)「 退いて祈る時間」

朝はやく、夜の明けるよほど前に、イエスは起きて寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。
(マルコ1:35)

——————

アメリカの牧師さんで「いいなー」と思うのは、リトリート(retreat)と呼ぶ長い休暇があるということです。

アメリカは規模もシステムも日本とは比べ物にならないほどのキリスト教大国ですから当然かもしれません。

そう言えばアメリカの大統領も激務のはずが結構長い夏季休暇をとっています。

教会によっては6年間伝道牧会をしたら、次の7年目は牧師に1年間の休暇を取らせるところがあります。

私は「その間何をするのですか?」と興味本位で聞いたことがあります。

グルメ食べ歩きか温泉三昧か…。いえいえ、とんでもありません。

一切の責任から解かれ、心も体も休ませてリフレッシュし、皆さん自分の好きな勉強や研修にその時間を充て、自己成長・霊的成長の1年とするそうです。

退いて祈る時間を持つ。

これが霊的健康の鍵なのだということをイエス様ご自身が示していてくださっています。

-*-*-*-*-*-*-

イエス様は神の大いなる働きをした後、必ず退いて祈りの時を持たれました。

それは「朝はやく」であり、「寂しい所」と書かれていますから静かな場所です。

また、弟子たちが

「イエスを見つけて、『みんなが、あなたを捜しています』と言った」
(マルコ1:37)

とありますから、イエス様はたった一人で祈っておられたのです。

-*-*-*-*-*-*-

私たちも、人のために祈ったり、教会で霊とまことを注ぎ出して奉仕をさせていただいた後は、このように祈らなければならないのです。

事前に

「我力ではなく神様の力でさせていただきます」

と祈ってはいても、人間ですから終わった後に力が抜けて空虚な気持ちになることがあります。

その時に神との語らいの時を持つのです。

「神様感謝します。あなたの働きによってこんなにも大きな祝福を見させていただきました。初めから終わりまで、あの時もこの時も支えて下さいました。感謝します」

と祈るところにサタンのつけ入る隙はありません。

サタンは常に

「すごいですねー、あなたが人知れず頑張ったせいですよ。なのに誰もそのことに気が付かない。あなただけ苦労して大変ですね〜。神様はどうしてこの努力に報いてくださらないんでしょうか」

と誘惑の言葉を吐こうと待ち構え、神と人と教会との間を引き離そうと狙っています。

ですから、伝道した後、全力で仕事をした後、ホッとした時こそ、静かな場所で、ひとり、神の前に出て祈るのです。

イエス様は信仰を持続させる秘訣をこのような形で表して下さいました。

-*-*-*-*-*-*-

今日、どこかであなたの活動を休止し、神を思う時間を持ちましょう。

そこで語られる神の言葉が、それ以降のあなたの時間を潤します。

-*-*-*-*-*-*-

※御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。

 ●御言葉メールをお申し込みになりたい方は
   → reg@mikotoba.org

 ●御言葉メールを停止したい方は
   → del@mikotoba.org