今日のみ言葉【No.2936】(2022年10月29日)「イサクの誕生(2)」
そしてサラは言った、「神はわたしを笑わせてくださった。聞く者は皆わたしのことで笑うでしょう」。
(創世記21:6)
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シャインマスカット大福という、今しか食べられない旬の和菓子をいただきました。
本当においしかったです!
「これは天国レベルのおいしさだ。天国ではきっとこういうお菓子が満載なのだろうなあ」
と、まるで子供のように思った次第です。
神が造られるものは皆天国レベルの極上品です。
今日の聖書箇所は、神が天国レベルの極上の笑いを提供された箇所です。
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サラはかつて子が与えられることで不信仰の笑いをしました。
主と二人の御使が訪れた時です。
ここでの「主」とは、受肉して人間の姿を取る前のキリストと考えられます。
そのうちのひとりが、アブラハムに、
「来年の春、わたしはかならずあなたの所に帰ってきましょう。その時、あなたの妻サラには男の子が生れているでしょう」
(創世記18:10)
と告げました。
サラはその場にはおらず、
「サラはうしろの方の天幕の入口で聞いていた」
(創世記18:10)
という状況でした。
この時、
「サラは心の中で笑って言った、『わたしは衰え、主人もまた老人であるのに、わたしに楽しみなどありえようか』」
(創世記18:12)
とあるように、彼女の心の中には、ふと、神の言葉を信じない不信仰の笑いが出たのです。
ところが、その場で顔を見せたわけでもなく、笑い声さえも出なかったはずなのに、主は、
「なぜサラは、わたしは老人であるのに、どうして子を産むことができようかと言って笑ったのか」
(創世記18:13)
と言われました。
主は見抜いておられたのです。
彼女は恐ろしくなり、「わたしは笑いません」と、あわてて打ち消しますが、
「主は言われた、『いや、あなたは笑いました』」
(創世記18:15)
と言われました。
私たちがこの箇所を読む時、主は何か恨みでも持ったかのように、「笑った、笑わない」に固執しているように見えます。
しかし、これはイサク誕生の祝福のための伏線だったのです。
この伏線の回収が21章でなされます。
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実はアブラハムも17章で笑っています。
「アブラハムはひれ伏して笑い、心の中で言った、『百歳の者にどうして子が生れよう。サラはまた九十歳にもなって、どうして産むことができようか』」
(創世記17:17)
夫婦共々、不信仰の笑いをしたのです。
しかし、神はこの不信仰の「笑い」を祝福の「笑い」に変える御方なのです。
アブラハムとサラが「笑った」という語は、ヘブル語で「イッツハク」という動詞です。
「イサク」と「イッツハク」は発音が似ているように思いませんか?
そうです、ここは言葉遊びなのです。
つまり、
「あなたは私の言葉を信じないで『笑った(イッツハク)』ね。だから、子供の名前を『イサク』としなさい」
ということになります。
神は彼らに笑われたことに対して恨みを持ち、こういう形で復讐したのでしょうか?
それは非常にバカバカしい考え方です。
彼らの不信仰の応答に対して、本来なら神は怒りでもって報いてもよいのです。
しかし神は、人の不信仰を覆って余りあるほどの豊かな愛をお持ちの方なので、不信仰の「笑い」を、イサクの誕生という約束の成就を通して、祝福の「笑い」へと変えて下ったのです。
また、その名前は生まれてから考えられたのではなく、生まれる前からの神のご計画として定められていました。
ですから、神は最初から愛なのです。
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あなたにまだ神を信じられない思いがあったり、洗礼を受けてはみたものの、救いの確信が無く、揺れ動く心のクリスチャンであったとしても、神はあなたを愛しておられます。
今これを読んでいるあなたが、不信仰の笑いを浮かべているとしたら、神はその笑いを用いて、将来の祝福の笑いへと変えようとしています。
神は、私たちを、
「更に御子のかたちに似たもの」
(ローマ8:29)
としようとして、
「万事を益となるようにして下さる」
(ローマ8:28)
御方です。
この方に信頼して、恐れずに今日の一歩を進めて参りましょう。
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