今日のみ言葉【No.481】(2013年 1月14日)
アブラハムは神が自分に言われたように、この日その子イシマエルと、すべて家に生れた者およびすべて銀で買い取った者、すなわちアブラハムの家の人々のうち、すべての男子を連れてきて、前の皮に割礼を施した。
(創世記17:23)
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「やる気」の賞味期限はせいぜい1週間だそうです。
やる気があれば何でもできる!…、は幻想で、やる気ばかりに頼っていると早々に3日で消えてしまいます。
年の初めに新年の抱負を立てた方がいらっしゃるでしょう。
間髪を置かず、すぐにやることが必要のようです。
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今日の聖句では、アブラハムの迅速さがうかがい知れます。
「神が自分に言われたように、この日」
です。
彼はこのとき99歳。残りの人生の時間が少ないことを考えてのことだったかもしれません。
しかし、実はそれ以上の理由がありました。
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これにさかのぼること13年前、アブラハムは大きな失敗をしました。
アブラハムは、妻サラとの間に子供を与えるという神の約束がいつまでたっても実現しないことに焦りを感じていたのかもしれません。
彼は神の言葉を拡大解釈して、自分の分かる範囲内で自力で実現させようとしました。
「自分の血統なら良いだろう」と、つかえめハガルとの間にイシマエルという子をもうけたのです
この後、99歳までの13年間、神はアブラハムに現れることはありませんでした。
13年間の神の沈黙があったのです。
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誰でも神の沈黙に出会う時があります。
それは神様に従い得なかったゆえの罰なのでしょうか?
いいえ、アブラハムの我力が全く打ち砕かれ、神の力に信頼するほかない人間になるための期間だったのです。
アブラハム99歳、サラ90歳。全く子供を期待できない夫婦。
ここに来て、素直に「はい」と言える人物に変えられたのです。
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神が沈黙される時、人は衰えます。
しかしそのことによって、神に素直に「はい」と言える人間に変えていただけるのです。
神の沈黙を味わう最中は、このことに一体何の意味があるのか全く分かりません。
停電中の真っ暗闇の中を、ひたすら手探りで懐中電灯を探し回っているような感覚です。
後になって、人間が思いも及ばない沈黙の意味が明らかにされていくのです。
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神の沈黙の中でも、神の御手の中にあることを信じて参りましょう。
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