今日のみ言葉【No.448】(2012年11月21日)
「わたしはアルパであり、オメガである」
（黙示録1:8）
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ヨハネの黙示録は黙示文学といって、一般の人には分からないように書かれてあります。
迫害するローマ側の人には分からず、特定の人たち（クリスチャン）だけが分かるような言葉で表現されたからです。
たとえば、今の日本人は赤十字や、鳩が平和の象徴である事を知っています。
ですから、
「神の大いなる足台が揺れた後、見よ！赤い十字架をまとった天使たちが舞い降り、一羽の白い鳩がそれをじっと見つめていた。」
という表現は、
「東日本大震災の被災者は病院で看護師らから手当を受け、ホッと一安心した様子です。」
ということだと意味がくみ取れます。
ヨハネの黙示録は隠喩と象徴、その他の文学的技法が駆使されている事を理解し、読み解かなければならない書物です。
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今日の聖句の、
「わたしはアルパであり、オメガである」
とは、新約聖書が書かれたギリシャ語のアルファベットの最初と最後の言葉です。
α（アルファ）とΩ（オメガ）です。英語で言えば、ＡとＺです。
つまり、神が初めであり終わりでもある、ということです。
榎本保郎牧師の『新約聖書一日一章』の中から、この聖句の解説を引用します。
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私は説教するとき、自分の知恵の足りなさや、信仰の足りなさ、罪の深さを思うと、ここに集まってきた人たちに神の言葉を正しく、十分に語ることができるだろうかと不安になる。
そういうとき、神は五つのパンを持って五千人を養ってくださったように、私のわずかなものをもっておおぜいの人たちを満たしてくださると信じて講壇に立つことが多い。
そこで神がととのえてくださることを信じるときに平安が与えられる。
それが私が終わりであるということである。
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いっさいのことがなされてきたが、そこには悔いもあり、反省もあり、失敗もある。
ただそれだけを考えていると、あのとき、あんなことをしなければとか、あんなことを言わなかったらよかったとか、そういうことだけが自分の心に去来する。
しかしそういう数々の失敗もいっさい神の支配の中においてくださるということが、私の初めであるということである。
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今日一日を、神の支配という括弧でくくり、生きて参りましょう。