今日のみ言葉【No.477】(2013年 1月 9日)

あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る
(創世記3:19)

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葬儀に参列し、斎場でお骨上げに立ち会う時があります。

人は土から作られ、

「ちりだから、ちりに帰る」

という御言葉を実感する時です。

形見分けの時では、どんなに愛着のある物、名品と言われる物でも、この世に残して行かざるを得ないことを知ります。

生きていた時代の成果を死後の世界に持って行くことはできないのです。

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エデンの園で罪を犯した人間には、その罪の報いとして「死」が定められました。

ですから、今日の聖句が語るのは、人はちりから造られちりに帰るということです。

そして、生まれてから死ぬまでの間にあるのは、

「顔に汗してパンを食べ」

という労働だと言うのです。

これだけではなんと空しい人生でしょうか。

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人生に意味を持たせるのは、人間が神との関係に気づくことです。

それは、自分が神様のイメージに似せて形作られた尊い存在であることに気づくことから始まります。

「神は自分のかたちに人を創造された。」
(創世記1:27)

人間の価値と尊厳は、あなたが何をしたか、何を持っているかで測られるのではありません。

それは神との関係によって引き出されるものなのです。

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このことが分かり出すと、物やお金に代表されるこの世の事柄をギューッと握りしめていた自分に気づきます。

そして、

「天国に持って行けないものに執着していたんだな」

とわかり、誰からも言われなくとも、それらを手放すようになっていきます。

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私は神様を信じる前は、人生は楽しいことが一番、と思っていました。

楽しい時間を作るためにはまずお金、と考え、当時一番時給が高いお店(それだけ忙しい)でアルバイトをし、じゃんじゃん稼ぎました。

好きなものを食べ、欲しい物を買い、友人らにおごってやれる生活はこの世の天国とばかり思っていました。

その私に神様が出会って下さった瞬間、お金に対する執着はスーッと消えて無くなってしまいました。

お金への執着が無くなったのですから、バイトをする理由もなくなりました。

ママさんに「すいませんが今月いっぱいで辞めさせていただきます」と申し出たのはそれから10日もしない内だったと記憶しています。

神様はわたしの内側を作り変え、無理矢理ではなく、自然に手放せるようにして下さったのです。

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神様と自分との関係に目をとめる一日として参りましょう。

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Posted by maruyama