今日のみ言葉【No.2902】(2022年 9月16日)「十二使徒の派遣(5)」

弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした。
(ルカ9:6)

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高校物理の最初の時間、ニュートン力学の運動方程式を習いました。

F=ma

「力Fは質量mと加速度aに比例します」

と先生に説明されても、何のことかさっぱりわかりません。

「力を加えると物は動き出します」

という当たり前のことを数式で表すと、ああなるのだそうです。

神の力は物事を実際に変えていきます。

その背後に神の権威があることを弟子たちは体験しました。

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イエス様の十二弟子は、派遣された先で素晴らしい神の御業を体験しました。

「弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした」
(ルカ9:6)

このようなことができたのは、イエス様から神の力と権威が与えられていたからです。

「それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった」
(ルカ9:1)

「悪霊を制し、病気をいやす力」を実際に働かすことができたのは、背後に神の権威があったからです。

神の権威が移譲されると、権威が授けられた人には何の力も無くても、あたかも神がその場にいて力を奮っているかのようになります。

たとえば、プロレスラーのような体格のいい男性が一時停止違反をして、女性の警察官に「車を止めなさい」と合図されたとします。

女性警察官は腕力ではその男性にかないませんが、車はすぐ停止して、彼は素直に聴取を受けます。

なぜでしょう?

警察権力という大きな力が背後に見えるからです。

たとえ担当者が弱々しく見えたとしても、警察の権威を持って業務にあたるので、その権威に人は従わざるを得なくなります。

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弟子たちには、

「すべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威」

が与えられました。

その目的は、神の国が広がることは人々を解放することである、と示すためです。

この権威は信じて使わなければ意味がありません。

弟子たちはキリストの権威が与えられたと信じて、町々村々へと向かい、実際にその権威を使い始めました。

するとその結果として、

「弟子たちは出て行って、村々を巡り歩き、いたる所で福音を宣べ伝え、また病気をいやした」
(ルカ9:6)

という成果を上げることができたのです。

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彼らの働きは地域に大きな影響を及ぼし、やがてその噂は領主ヘロデの耳に届くまでになります。

伝道はそうやって目の前にいるひとりの人に神の愛をもって関わり、神の権威によってなす働きによって広がっていくものです。

「万軍の主は仰せられる、これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである」
(ゼカリヤ4:6)

霊的権威と力をいただき、今日も伝道に励む一日として参りましょう。

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