今日のみ言葉【No.1521】(2017年 4月25日) 079 「トマス(「どうしてその道がわかるでしょう」)」(2)

わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。
(ヨハネ14:6)

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昨日の御言葉メールの日付が間違っていました。お詫びして訂正いたします。

なぜ間違えたのだろうと考えていると、ははんとその理由がわかりました。

御言葉メールの本を6月8日に出すと締め切りを設定したので、そのための仕事に追われ、心ここにあらずの状態になっていたのです。

そういえば最近、体をあちこちにぶつけていました。擦り傷・切り傷、果ては火傷までしていました。

相当心を騒がせていたようです。

私もトマスと同じです。

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自分の心の支えとしている人や、尊敬している人、信頼している人に去って行かれたり、別れなければならない時、心が騒ぐのは当然です。

トマスは自分が問う言葉によって、先生であるイエス様の心が傷つくなどということには一切気づかないほど恐れと不安でいっぱいでした。

しかし、トマスという弟子は本当に愛されています。

イエス様は、何でも自分で知り自分で確認できること以外は信じないという考えの持ち主のトマスに対して、心を騒がせなくてもよい理由を彼にわかるように次々と語っておられるからです。

・天の住まいを用意しに行くこと
・その住まいはたくさんあること
・用意が出来たら、また迎えに来ること
・天で一緒に住むこと

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極めつけが今日の聖句です。

「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない」
(ヨハネ14:6)

この御言葉は大変有名ですから、あなたもきっとどこかで読んだことがあり、また、自分に語られた神の言葉として受け取っておられることでしょう。

しかしこれは本来、心を騒がせているトマスに向けて語られた言葉です。

トマスは「道」と言われると初めて理解できるのです。

「道」とは、そこを歩いて行ったら確実に目的地まで到達できるものです。

たとえば、登山で山の頂上というゴールははっきりと見えているが、どうやって登ったらいいかわからないとしましょう。

しかしそこに登山道の目印があったら、とにかくその道を進んでいけば必ず頂上に到達できます。

疑い深いトマスに対して、イエス様はこのように接しておられます。

トマスはこのキリストの愛に出会っていたのです。

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道であるイエス様に出会った後は、その道を実際に歩むだけです。

道は見ただけでは目的地に行くことはできません。

その道を歩いてのみ目的地に到着することが出来ます。

イエス・キリストの言葉を聞き、それを眺めたり研究するだけにとどまらずに、その言葉に従って行動することが道を歩むということです。

そこにあなたならではのキリストとの出会いがあります。

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あるお蕎麦屋さんのご主人が洗礼を受けられました。

日曜日の営業についてしばらく思案しておられたようでしたが、ある時を境に、「日曜定休とさせていただきます」の貼り紙を店に出しました。

これには先にクリスチャンとなっていた奥様が震えました。

「日曜日来てくれるお客様に何と言ったらいいか」

「売上はどうなるか」

ご主人に本気なのかと尋ねると、

「神に従うとはこういうことだ」

の一言。

さすが奥様

「わかりました」

の、これも一言で夫婦の会話が完結し、日曜日を休み、神を礼拝する道を邁進することに決定しました。

実はご主人は、洗礼を受けてから神のサインが示されていたのです。

休日勤務のスタッフを確保することが急に難しくなったり、人気繁盛店ならではの種々の問題に、

「これには神のメッセージがある」

と受け止めたゆえでの決断でした。

さて、その後どうなったでしょうか?

相変わらず人気繁盛店です。

何よりもご夫婦が一致団結している仲の良さが、スタッフにもお客様にも伝わり、いい雰囲気が満ちあふれる中でおいしいお蕎麦を食べられるお店となっています。

キリストの示される道を歩む時、神がその保証となって祝福に導いてくださるということがわかる天国直営店となっているのです。

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イエス・キリストは疑い深いトマスにもわかるように愛を示されました。

神が示される道を、信頼をもって今日も歩んで参りましょう。

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