今日のみ言葉【No.3107】(2023年 6月17日)「生活の処方箋（53）『視点を変える』」

主は天から人の子らを見おろして、賢い者、神をたずね求める者があるかないかを見られた。
（詩篇14:2）

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アサヒビールが「夕日ビール」と揶揄されるほど低迷していた時です。

社長の樋口広太郎氏が販売店を訪ねると、他社のビールを扱った所は、すでにお店も新しく大きくなっているのに、アサヒを扱っている店は倒産寸前等、多くの不満を聞き、

「何としても立て直す。どんなことがあっても立て直そう」

と決意されました。

そして、ご存じのように見事にその意志を達成なさいました。

樋口氏が手がけた唯一の立て直し条件は、常識を破ることでした。

長年、ビールの味は、研究開発する当事者が決めるという慣習でした。

樋口氏は

「ビールの味はお客が決める」

と、視点を変えたのです。

人生の、様々な行き詰まり、あるいは、成功への突破口は、視点を変えるところにあるようです。

自分の物差しではなく、自分を越えた世界からものを見ることは、大きな転機となることが多いものです。

今週も心したいものです。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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人生最大の視点の変え方は、「私が見る視点」を変えるのではなく、「私は見られている」という相手側の視点に気づくことです。

聖書はこう言います。

「主は天から人の子らを見おろして、賢い者、神をたずね求める者があるかないかを見られた」
（詩篇14:2）

天上から自分を見下ろす神の存在があり、その方が、

「神をたずね求める者があるかないかを見られた」

というのです。

自分を越えた上から見ておられる存在があると信じて生きる者を、聖書は

「賢い者」

と表現しています。

自分の「正解」ではなく、この御方の「正解」があるのだと信じて進んでも、やはり、この先どうなっていくのだろうという恐れはつきまといます。

しかし、闇が支配する夜が、やがて薄紙を剥ぐようにして夜明けの明るさとなるように、その恐れは消えていくのです。

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今日もあなたに問題はつきまとってくるでしょう。

しかし、私に最善の計画と答えを持っておられる神が天上から見ておられるという視点を今日は持ち続けましょう。

そして、神の愛の中で生かされている恵みを見出しつつ、今日も歩んでいくのです。

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