今日のみ言葉【No.2818】(2022年 5月24日)「イエスと家族(4)」

そして、弟子たちの方に手をさし伸べて言われた、「ごらんなさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。天にいますわたしの父のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」。
(マタイ12:49-50)

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今回で「イエスと家族」の項は終わります。

前回、「神の御言を聞いて行う」とは律法を守ることなのかという問いで終わりましたが、今回はその解答編です。

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イエスの母と兄弟たちが来た時、マタイ福音書ではイエス様は弟子たちの方に手を差し伸べて、こう言われたと記されています。

「ごらんなさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。天にいますわたしの父のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹、また母なのである」
(マタイ12:49-50)

マタイの方でも、救いは信仰によって決まるという文脈の中で語られています。

まず、ヨナの宣教によって悔い改めた異邦人であるニネベの人々です。

彼らはヨナの預言を信じ、神への信仰を行動に表したので、救われ、将来の神の裁きの座でイスラエルを罪に定めるとイエス様は言われています。

また、ソロモン王の知恵を噂に聞いたシバの女王は、はるばる南のエチオピアからやって来て、

「あなたの神、主はほむべきかな。主はあなたを喜び、あなたをその位につかせ、あなたの神、主のために王とされました。あなたの神はイスラエルを愛して、とこしえにこれを堅くするために、あなたをその王とされ、公道と正義を行われるのです」
(歴代志下9:8)

と、正しく神を捉えました。

イスラエルに神がおられることを信じたシバの女王は、その信仰によって救いを得、終わりの時のさばきの座に立つと書かれてあります。

これらのことから、「父のみこころを行う者」(マタイ12:50)、「神の御言を聞いて行う者」(ルカ8:21)とは、律法を守り行う者ではなく、神が遣わされた神のひとり子イエスを救い主と信じる者であることがわかります。

イエス様は血縁関係による救いをはっきりと否定し、神の国の新しい関係はイエスを救い主と信じる信仰によってできる関係なのだと宣言されたのです。

「神の御言を聞いて行う者こそ、わたしの母、わたしの兄弟なのである」
(ルカ8:21)

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ユダヤ人に生まれなければ救われない、という制限された救いから、イエスを救い主と信じる者は誰でも救われる、と救いの範囲は飛躍的に広がりました。

もはや、誰であっても自分の罪の赦しが十字架にあると信じる人は神の国に入れるのです。

神と全く関係のない異邦人であろうと、悪霊つきであろうと、イエス様の敵であったとしても、ペテロが語ったごとく、

「このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」
(使徒4:11-12)

と信じていれば、イエス様から神の国の兄弟姉妹として迎えられ、地上生涯が終わった後、永遠の天国に迎え入れられるのです。

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信じて救いを得る生涯を歩んで参りましょう。

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