今日のみ言葉【No.2817】(2022年 5月23日)「創世記(26)『ノアの箱舟(4)」
神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。
(創世記8:1)
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2010年、南米チリの鉱山で落盤事故が起き、閉じ込められた33名の作業員の命は絶望視されていました。
ところが、救助隊が地下700メートルの避難所まで直径8センチのドリルで穴を掘ったところ、彼らの生存が確認され、事故後70日にして全員が救助されたのです。
奇跡の生還を果たせたのには様々な要素がありますが、最も大事なことは「希望」です。
リーダーのルイス・ウルスア氏は朝日新聞のインタビューに答えてこう言っています。
「地上との連絡が取れず、次に何が起きるのか分からなかった時期が、最悪の時でした。常に希望を持ち続けるのは難しかったが、それでも希望を全く失うことはありませんでした。危機的な状態でしたが、そこから多くを学び、世界中の人々の助けで乗り越えられました」
(https://www.asahi.com/special/10005/TKY201103190197.html)
鉱夫たちは、
「この地底から我々を助け出そうとして、大勢のプロが働いている」
ということを知り、自分たちの救出に向けて全力を尽くそうとする人々の存在によって希望を持つことができたのです。
ノアとその家族が「生還」できたのは、全力で守ってくださる神の存在への信仰があったからです。
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ノアたちは、上記の鉱山事故のように、箱舟の中に閉じ込められたも同然でした。
40日間の豪雨、外は洪水、いつまでこの状態が続くのか全くわからない…。
詩篇13篇の冒頭では、ダビデが
「主よ、いつまでなのですか」
(詩篇13:1)
と、うめき叫ぶような言葉で始めていますが、そのような思いになってもおかしくはない状況です。
しかし、聖書には
「ノアは何日も外に出られなかったので鬱状態になった」
という描写はありません。
なぜなら
「神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた」
(創世記8:1)
とあるからです。
「心にとめられた」というのは、
「神は私たちのことを忘れることはなく、必ず守ってくださる。そのために行動を起こしてくださる」
という意味です。
彼は神の守りを確信していました。
ですから、希望を絶やさず箱舟の中での生活を続けることができたのです。
そして、彼が信じた如く、
「神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった」
(創世記8:1-2)
と神は行動して下さいました。
では、なぜノアはそのように信じ切ることができたのでしょう?
以下次回に続きます。
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神は無尽蔵の恵みの雨を降らせて下さるお方です。
その神に信頼し、希望を持って今日一日を送って参りましょう。
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