今日のみ言葉【No.3214】(2023年11月 4日)「生活の処方箋(87)『適度な距離』」
ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ、
(詩篇8:5)
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「なまけ者よ、ありのところへ行き、そのすることを見て、知恵を得よ」(箴言6:6)
という言葉が聖書にありますが、実際にありから学んだ人がいます。
『渋滞学』という学問の先生です。
車でなぜ渋滞が起きるのか、と考えました。
一方、ありの行列を観察してみると渋滞がないのを見て次のような結論を得ました。
「適度な距離、車の場合、約40メートルの車間距離をとることが渋滞を防ぐ」
というのです。
また、『ヤマアラシのジレンマ』があります。
寒い夜、二匹のヤマアラシが寄り添って暖め合おうとしますが、近づき過ぎるとお互いのトゲで傷つけてしまい、離れると寒さに凍えてしまう。
そこで二匹は、それぞれの体を傷つけず、しかも相手の温もりが感じられる距離を求めてくっついたり離されたりする、というのです。
人間関係においても、適度な距離を保つことこそ、知恵ある生き方の一つです。
自然界を通して多くを学びますね。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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適度な距離をとることが人間関係を上手くやる秘訣だとすると、神対人間の関係ではどうなのでしょう?
聖書はそれをズバリ、
「ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ」
(詩篇8:5)
と述べています。
神との距離は遠く離れているのではなく、「ただ少しく」離れているだけです。
ただし、「神よりも低く造って」とありますから、決して神より上になってはいけません。
ホワイト企業の上司と部下の関係にたとえてみましょう。
部下のあなたは、有能で面倒見の良い上司である神様の下で働いています。
上司は部下の成長を願い、様々な課題にチャレンジさせます。
あなたにはあなたなりのアイディアがありますが、独断で決定することをせず、上司に報告・連絡・相談の報連相(ほうれんそう)を欠かしません。
上司はそれを喜び、的確な指示を出し、結果としてあなたは実績を上げていきます。
上司はそれを自分の手柄とするのではなく、あなたの手柄として残してくれます。
いかがでしょう。
祈りの生活とはこのようなものとなるのではないでしょうか。
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神との適度な距離を保ちつつ、祈りの生活を続けて参りましょう。
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