今日のみ言葉【No.2802】(2022年 5月 2日)「創世記(16)」
日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。
(創世記4:3-4)
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医療保険に入ろうか考えている20代の新入社員に、あるお医者さんがこう言いました。
「医療保険の是非は問わない。でもね、入ったからといって絶対に病気にならないわけではないんだ」
彼はその言葉にハッとしました。
お医者さんは続けて、
「病気にならない努力が必要。睡眠・運動・栄養。この努力を重ねた上で、身の丈に合ったものを選べばいい」
とアドバイスしました。
保険は自分が倒れた時、自分や家族の生活を支えるためのもので、決して病気にならないようにするシステムではありません。
新入社員の彼がもし入ったとしても、このことをはっきりと意識していなかったのですから、健康な生活を送れたかどうかは疑問です。
形式的か本質をつかんでいるか。
形式的に捧げていたのがカインで、本質を理解していたのがアベルです。
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カインの供え物が受け入れられず、アベルの方が受け入れられた理由は様々考えられます。
カインが捧げたのは「地の産物」であり、それは「血」すなわち命を捧げたものではなかったからだという説があります。
また、弟アベルが持ってきたのは「その群れのういごと肥えたもの」ですから、最上のものです。
カインの方にはそのような記述は見当たりません。
アベルは神への感謝の応答として最善のものを捧げましたが、カインの場合は「捧げることが決まっているから」という形式的にものに成り下がっていたことが伺えます。
神は心を見られますから、その点をカインに指摘されたのでしょう。
このように考えると、なぜ神がカインに
「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう」
(創世記4:6-7)
と言われたか、意味が通じます。
神はカインを責めてはいません。
先に書いたお医者さんが新入社員の健康を守ろうとした話のように、神はカインに、神との真実な関係を結ぶことができるよう、その深い愛の心から言われた言葉なのです。
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この愛の言葉を、カインはどう受け取り、どう行動したでしょうか?
残念ながら、罪ある人間は神の期待とは全く反対の最悪の反応をしてしまいました。
それは次回に譲ります。
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神の愛の言葉を受け取る今日として参りましょう。
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