今日のみ言葉【No.449】(2012年11月22日)
あなたは初めの愛から離れてしまった。
(黙示録2:4)
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おつぼねさま【御局様】、という言葉があります。
NHKの大河ドラマ「春日局」(かすがのつぼね)が放送された時期から使われ出した言葉です。
その意味は、
「職場で、勤続年数が長く、特に同性の同僚に対して力を持っている女性のこと。」
と辞書にありますが、良い意味で使われる例はあまりありません。
隠然たる権力で職場内を仕切る古参社員に対して使われる語ですが、長く勤めている人ほど初心に帰り、新入社員のような気持ちで仕事に就きたいものです。
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「あなたは初めの愛から離れてしまった。」
とは、救われた当時の初心を忘れてしまった状態を言います。
いつの間にか「お局様」同様に、教会の主(ぬし)になってしまうのです。
もう一つは、神の愛から離れて人間の愛の方が大事になってしまうことです。
聖書を読み、祈ることより、人との交わりが大事になっていれば、この「初めの愛」から離れていることになります。
教会に来た当初の初々しさと、神様への愛を保つことを神はお望みなのです。
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ご安心ください。初めの愛から離れない人間は一人もいないのです。
誰でも道を踏み外します。
絶対に道に迷わない歩き方をせねばならぬ…、のではなく、道に迷うことがあるのは当然であると考え、地図を常備し、定期的に自分の位置を確認することが肝心なのです。
人生の地図、とは、聖書です。
定期的に、とは、毎週の礼拝出席です。
位置を確認する、とは、メッセージを聞いたり教会の交わりを通し、自分を振り返ることです。
もちろん、祈り、聖霊様の声を聞く時間も欠かせません。
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それでも人間は落とし穴に落ちます。
ですから、今日の聖句は続けて、
「あなたはどこから落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。」
(黙示録2:5)
と語ります。
この方向、この歩き方で行けばまた落ちるのだな、と学び、人生の方向転換をしましょう。
もう一度振り出しに戻らなければならないかもしれませんが、同じ道を2度3度とたどる場合、最初に行った時よりもずっと速く進むことができます。
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迷った時は初心に帰る。初めの愛を取り戻す。
これを心に刻んで参りましょう。
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