今日のみ言葉【No.2803】(2022年 5月 6日)「あかりのたとえ(2)」
隠されているもので、あらわにならないものはなく、秘密にされているもので、ついには知られ、明るみに出されないものはない。
(ルカ8:17)
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講壇に立って説教をするとわかることですが、聴衆の一人々々の様子は意外と見えるものです。
(1)目をらんらんと輝かせてこちらを見て一生懸命聞いている人。
(2)説教に触発されて自分の問題を考え中で、今語られていることが耳に入っていない人。
(3)反発しながら聞いている人。
(4)あくびをこらえている人。
(5)窓の外の風景を見て頭を休めている人。
今日の聖句を読むと、(1)の人だけ合格で、(2)〜(5)の人は礼拝後に神様から
「お前は神の言葉を聞いてなかったな!」
と、隠していた真実が暴かれ、お叱りを受けるような気がします。
ここは一体どういう意味なのでしょうか?
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前回、あかりは光なのに、どう見せるかではなく、どう聞くかだということをお話しました。
光を聞く。
文脈からすると、種まきのたとえの続きなので、「あかり」「光」とは神の言葉のことだと受け取るのが自然です。
ですから、
「どう聞くかに注意するがよい」
(ルカ8:18)
という言葉につながるわけです。
今日の聖句の
「隠されているもので、あらわにならないものはなく、秘密にされているもので、ついには知られ、明るみに出されないものはない」
(ルカ8:17)
を、これ一文だけ取り上げれば、
「私のプライバシーも個人情報も全部神様が知っているのは当然だけど、明らかにされたら都合が悪いことも全部暴くぞと神様は脅しているのか?」
と考えられなくもないですが、果たして聖なる神がそんな脅迫などするでしょうか?
この箇所は、御言葉の命とその力強さを言っているのであって、決して今言ったようなことではありません。
隠されていてもやがて出てくるほど、御言葉には命があり、力強さがあるのです。
私たちは伝え方が下手だからだとか、聖書をよく理解していないからとか、もっと印象深く伝えなかったから伝道できなかったと思いがちですが、そうではありません。
御言葉には命があり、やがてある時、グーンと伸びて、誰の目からも明らかになり、実を結ぶのです。
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先日のイースターに、小学6年生の男の子と70代のご夫妻が洗礼を受けられました。
幼い頃から息子さんを教会に連れて来てはいましたが、お母さんの目からは、彼はただタブレットのゲームをして過ごしているだけにしか見えませんでした。
ところが、ある時、
「お母さん、僕天国に行きたいから洗礼受ける」
と言ってきたのです。
「どこで御言葉が入ったんでしょう?どこかで聞いていたんでしょうね」
と驚くお母さんと相談し、ZOOMでリモートでの聖書の学びをすることとなり、無事受洗の運びとなりました。
また、78歳の男性は、ご自分の病気と余命のことを知り、イエス様の福音によって永遠の命をいただけると信じ、洗礼を決心されました。
もう動けないので病床洗礼という形。
イースターの日でしたので、私はお祈りする時にヨハネ11章25節の御言葉を読みました。
「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる」
(ヨハネ11:25)
すると彼は、
「死んでも生きる、死んでも生きる」
と繰り返しつぶやかれました。
神の御言葉が実体となって彼の魂に入り、永遠の命の確信が宿ったのです。
そして、日曜の午後に受洗した彼は、火曜日の朝、天に召されました。
周りの人に天国への旅立ちをはっきりと示した、まことに安らかな最期でした。
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神の御言葉は命を持ち、やがてそれはあらわになり、明らかにされるのです。
その命あふれる生き方を今日も続けて参りましょう。
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