今日のみ言葉【No.2798】(2022年 4月26日)「あかりのたとえ(1)」

だれもあかりをともして、それを何かの器でおおいかぶせたり、寝台の下に置いたりはしない。燭台の上に置いて、はいって来る人たちに光が見えるようにするのである。
(ルカ8:16)

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今日から「あかりのたとえ話」に入りますが、今日の聖句は何の説明もなくてもわかります。

LEDの照明をわざわざ黒布で覆うとか、天井に設置しないでベッドの下に置いたりするでしょうか。

「そんなまさか。何とバカバカしい」

とお思いになるでしょう。

照明器具は下でなく上の方に置いて、

「はいって来る人たちに光が見えるようにするのである」
(ルカ8:16)

当たり前のことを言っています。

だから「たとえ話」なのです。

当たり前の話を聞いた後、霊的センスのある人と無い人が振り分けられます。

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このたとえ話を読んで、人それぞれ感じることがあるでしょうが、イエス様から責められているように感じる人がいらっしゃいます。

その人は、あかりのたとえ話を読んだ後、

「はいはい、もっと伝道しろっていうことね」

という感想を持ち、と同時に

「私は教会の中でしか神様のことを話してないもんなー。外の人にも、家族にも聖書の話をしないでいる…」

と急に暗い気持ちになります。

クリスチャンでこういう方は結構いらっしゃいます。

「下手に御言葉を話したら、せっかく今維持できている家族との関係が悪くなって、今後の生活に支障をきたすのではないか」

「今あえて話すことが神様のタイミングなのか。もしかして今は待つことが御心で、私は神の御計画と違うことをしようとしているのではないか」

「確信のない私が聖書の言葉を言っても、お茶を濁すだけで何の意味も持たないどころか、かえって状況を悪くするのではないか」

このような思いがブレーキとなって、いつまでたっても伝道できず、かと言って、言わないでいることがよいとは思っていません。

どんどん相手の救いのチャンスを失わせているかと思うと、そのジレンマでいてもたってもいられない信仰生活が続きます。

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このような人は、あかりのたとえを誤解しているのです。

あかりですから光です。

光なので、どう見えるか、どう見せたらいいのか、と外部に対していかに積極的に関わるかという方向に考えてしまいます。

ところが、イエス様が要求されていることは違っています。

それが最後の18節に表れています。

「だから、どう聞くかに注意するがよい」
(ルカ8:18)

御言葉をどう言うか、ではなく、どう聞くか、だとイエス様は言われています。

この御言葉を思い巡らし、そこにじっくりと沈潜することが、伝道するしないの板挟みからあなたを解放する急所中の急所となります。

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では、そのための宿題を出しましょう。

次回のルカ講解のメールの日まで、

●「どのように御言葉を聞いたらいいのか」

●「どのように聞くのが理想的聞き方なのか」

●「自分はどのような御言葉の聞き方をしているか」

ということを考えてみて下さい。

模範解答を出そうとしないで、まず思い巡らして下さい。

どなたかと気楽な感じで話し合ってみるのも良いでしょう。

次回までお待ちしております。

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聖書の御言葉を聞くことに注意する今日として参りましょう。

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