今日のみ言葉【No.1125】(2015年 9月 7日)
預言者エレミヤは去って行った。
(エレミヤ28:11)
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私の実家のビーグル犬(スヌーピーと同じ)をよく散歩に連れて行きます。
川沿いの道がお決まりのコースなので、他の愛犬家の方々ともすれ違います。
すると、「弱い犬ほどよく吠える」ということわざは本当だなあ、と思うシーンに出会います。
大型で強そうな犬が、のっしのっしと歩いている時、小さい犬に吠えられて一瞬そちらの方に顔を向けます。
噛みつき合いの喧嘩になるのかと思いきや、何事もなかったかのように歩き出します。
傍目からは吠えた犬のほうが勝利者で、大きい犬が逃げたように見えます。
しかし、自分の実力を知っている強い犬は、力の差が歴然としているのが分かるので、吠える犬を相手にせず、吠えるがままに任せているのです。
預言者同士の対立でエレミヤが取った態度がそれでした。
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エレミヤ書第28章では、ハナニヤという預言者が派手なパフォーマンスを演じて、人々の歓心を買うメッセージを語りました。
「二年の内に、バビロンの王ネブカデネザルが、この所から取ってバビロンに携えて行った主の宮の器を、皆この所に帰らせる。」
(エレミヤ28:3)
今ならさしずめ、
「2年の内に景気が良くなり、収入は倍増します。あなたの借金は完済できます」
というような言葉となるでしょう。
人々は魅了され、そちらの意見に傾くのも無理はありません。
ここでエレミヤが取った態度が、
「預言者エレミヤは去って行った。」
(エレミヤ28:11)
というものでした。
負けたのですごすごと試合会場から去っていったのではありません。
エレミヤには神が自分に語られたという確信がありました。
ですから、彼はハナニヤの預言は神が語ったものではなく、自分の願望に酔った者が語った根拠のないメッセージであることを見抜いたのです。
自信をもって負けてあげられる。そして、後は神にお任せする。
これが神に支えられた人の行動です。
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事実、その後すぐにエレミヤを通してハナニヤに厳しい預言が下されます。
「あなたは主に対する反逆を語ったので、今年のうちに死ぬのだ」
(エレミヤ28:16)
彼は2ヶ月後に死んだと聖書は記しています。
恐いほどの厳しさですが、神につながっているかどうか、その一点が生と死の分岐点です。
「神の慈愛と峻厳とを見よ。神の峻厳は倒れた者たちに向けられ、神の慈愛は、もしあなたがその慈愛にとどまっているなら、あなたに向けられる。そうでないと、あなたも切り取られるであろう。」
(ローマ11:22)
御言葉を心に留め、神につながっていることによって命の源とつながっていますから、やがてその人は自ずと豊かな実を結んでいきます。
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。」
(ヨハネ15:5)
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神の言葉に信頼を置き、それを基として今日も生きているか。
そのチェックを怠らない一日として参りましょう。
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