今日のみ言葉【No.2766】(2022年 3月11日)「パリサイ人シモンと罪の女(3)」

泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った。
(ルカ7:38)

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学校によって決められている校則がありますが、「ブラック校則」と呼ばれるものがあるそうです。

たとえば、地毛でも髪を一律に黒く染めさせる、下着の色を指定する、ツーブロックという髪型を禁止する等です。

「今どきそんなことあるの?」

と驚きますが、必要性が疑われていても、ルールはルールで守るということで長く生き残っていたのです。

さすがにこのような校則の不合理性は問題視され、2022年度から都立学校ではブラック校則5項目について全廃することになりました。

さて、現代でもそうなら、今から2000年前の律法を厳守するパリサイ人は、それこそ強烈に「罪の女」の行動に拒絶感を示したことでしょう。。

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まず、現代とは感覚が異なる、当時のユダヤの社会背景を明らかにしましょう。

女性の地位は現代とは比較にならないくらい低いものでした。

まして彼女は「男の遊び相手」として生計を立てていましたからなおさらです。

また、当時、女性は公の席では髪をあらわにしません。

ところがこの商売をする女の人は、男の気を引くためにあらゆることをします。

当然、髪など隠さず、むしろ派手なヘアスタイルでアピールし、着る服も地味なものではなく、大胆な衣装を身に着けていたことでしょう。

たとえこれらの手段が禁止されても、彼女には強力な武器があります。

それは匂いです。

自分の姿を見せられなくても、香水の甘い香りで誘うのは彼女らの常套手段でした。

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これらのことがわかった上で、この女がしたことをパリサイ人シモンの立場から見てみると、まず「泣きながら」というのが気に入りません。

彼が設けたのは「律法のまじめな話を聞く場」です。

これはあたかも、学校の全校朝礼で校長先生の話が始まる時に、「エーン!」と泣いた女の子が入ってきたようなものです。

そして、主催者のシモンに挨拶したり許可を求めるでもなく、一方的に

「イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して」

という行動に出ます。

自分の存在が無視された上に、彼にとっては「汚らわしい女が男をもてなしている」風景を見せられているとしか思えません。

極めつけは「香油を塗った」ということです。

これは良い匂いには違いありませんが、彼女の商売道具です。

つまり、香油のよい香りは、彼にとっては鼻にツンと来る罪の臭いだったのです。

それがまたたく間に家いっぱいに広がったわけですから、パリサイ人シモンからすれば息が詰まるような雰囲気だったはずです。

招待客の手前、黙って我慢している彼の心の中には様々な思いが駆け巡ります。

イエス様は彼の心の中の思いを見抜いて、シモンに話しかけられます。

以下、次回に続きます。

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私たちは片寄った思いを持ちながら、自分は正しいものだと思って生きています。

聖書の御言葉を読み、修正されながら今日の一日を歩んで参りましょう。

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