今日のみ言葉【No.2763】(2022年 3月 8日)「パリサイ人シモンと罪の女(2)」
するとそのとき、その町で罪の女であったものが、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いて、香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、
(ルカ7:37)
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今回の聖書箇所から簡単なクイズです。
【問】パリサイ人シモンはなぜイエス様を食事に招待したのでしょう?
(1)聖書の勉強をしたかったから
(2)おいしいお魚が手に入ったので一緒に食べたかった
(3)自分の好感度アップのため
(4)イエスを陥れるための罠
あなたの考えに一番近いのはどれでしょう?
このクイズは私が考えたものですから、聖書のどこにも解答はありません。
さて、私が思う正解は、
(3)自分の好感度アップのため
です。
イエス様に反対するパリサイ人が多くいた中で、あえてその人を食事に招待し、表向きは話を聞くという形になっています。
すると、
「あのシモンという人は器が大きい」
という評判になって伝わるはずです。
彼の目論見(もくろみ)はそのようなもので、イエス様を利用して自分の得になるような場を設定したのだと思われます。
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ところが、彼の魂胆(こんたん)をぶち壊しに来た人が来ました。
それが罪の女です。
彼女は男相手の商売をする遊女で、おそらくイエス様のメッセージをどこかで聞いていて、それが非常に心に響いていたのでしょう。
言葉にはできない感動が彼女を動かし、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いたので、矢も盾もたまらず、その感謝の気持を表したくてやって来たのです。
しかし、この女は間違いなく場違いな女です。
パリサイ人シモンが用意したこの場にはふさわしくない存在なのです。
その結果、招待客の自分に対する好感度は、アップするどころかダウンしてしまうでしょう。
しかし、手荒く追い出してしまうわけにも行きません。
それでは好感度をもっと下げることが歴然としているからです。
するとこの女の行動は、
「泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った」
(ルカ7:38)
とまでエスカレートしました。
これがどんなにパリサイ人シモンの気に障ったかは、次回説明いたします。
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思いもよらない出来事は、神様からのプレゼントなのです。
自分の思いを妨げることを、別の角度、神の視点から見ようとしてみる今日として参りましょう。
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