今日のみ言葉【No.2741】(2022年 2月 8日)「イエスは約束のメシアか（4）」

答えて言われた、「行って、あなたがたが見聞きしたことを、ヨハネに報告しなさい。盲人は見え、足なえは歩き、重い皮膚病にかかった人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。
（ルカ7:22）

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アサリの産地偽装問題が明るみに出ました。

「有明海の豊かな海で取れたアサリだから」

と信じて食べていたのに、このようなニュースを聞くと、

「一体何を信じてよいのか」

と全部真っ暗になったような気分に襲われる人もおられるかもしれません。

バプテスマのヨハネが、「イエスに対する疑い」を持った時の気持ちとはこういうものだったのでしょう。

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「イエスは約束のメシアか？」

と疑い出したバプテスマのヨハネは、彼の弟子たちをイエス様のもとに派遣して、直接本人の口から聞いてその真偽を確かめようとしました。

彼らはイエス様から

「私は間違いなく約束の救い主なのだよ」

あるいは、

「私はメシアではなく、ただの人間です」

という明確な言葉を聞きたかったことでしょう。

ところが、使いの者たちがイエス様から聞いた言葉は、

「行って、あなたがたが見聞きしたことを、ヨハネに報告しなさい」
（ルカ7:22）

でした。

イエス様が言われたのは、

「ヨハネのお弟子さんたちよ、ここであなたがたが実際に見たり聞いたりしている事実があるでしょう。それをそのまま、あなた自身が体験したこととしてヨハネ先生に報告し、自らが判断するようにしなさい」

ということだったのです。

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彼らが見聞きしていたこととは、次のことです。

「盲人は見え、足なえは歩き、重い皮膚病にかかった人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。」
（ルカ7:22）

これは当時の人々にとって、すぐ「あの御言葉だ」と思い当たる内容です。

「その時、見えない人の目は開かれ、聞えない人の耳は聞えるようになる。その時、足の不自由な人は、しかのように飛び走り、口のきけない人の舌は喜び歌う。それは荒野に水がわきいで、さばくに川が流れるからである」
（イザヤ35:5-6）

「その日、耳しいは書物の言葉を聞き、目しいの目はその暗やみから、見ることができる。柔和な者は主によって新たなる喜びを得、人のなかの貧しい者はイスラエルの聖者によって楽しみを得る」
（イザヤ29:18-19）

「主なる神の霊がわたしに臨んだ。これは主がわたしに油を注いで、貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだね、わたしをつかわして心のいためる者をいやし、捕われ人に放免を告げ、縛られている者に解放を告げ」
（イザヤ61:1）

いずれもメシア預言です。

そして、これがイエス様が示された答なのです。

イエス様はバプテスマのヨハネにどうせよと言っておられるのでしょう？

ひいては、時に疑いを持つ私たちは、この言葉をヨハネと同じように聞いた後、どのようにすべきなのでしょうか？

以下、次回に続きます。

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疑いを持つ私たちをそのまま愛して下さる神の愛と共に今日を生きて参りましょう。

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