今日のみ言葉【No.2742】(2022年 2月 9日)「わしの翼」
しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。
(イザヤ40:31)
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あなたは
「私がこんなに努力しているのに、神様はご存知ないようだ」
とか
「どんなに祈っても神様は答えてくれない」
と言ったことはありませんか?
ご安心下さい。
あなたが言ったのと同じことがイザヤ書に書いてあります。
「ヤコブよ、何ゆえあなたは、『わが道は主に隠れている』と言うか。イスラエルよ、何ゆえあなたは、『わが訴えはわが神に顧みられない』と言うか」
(イザヤ40:27)
神様が、
「あなたのやっていることも祈っていることも全部知っているのに、なんでそういうことを言うのかな〜」
と天で苦笑いしているかのようです。
私たちに対する神様からの回答が今日の聖句です。
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預言者イザヤは、
「年若い者も弱り、かつ疲れ、壮年の者も疲れはてて倒れる」
(イザヤ40:30)
と言っています。
これは単なる肉体疲労のことではなく、人間が力とするものすべてが無に帰する時が来るということです。
しかし、神は永遠の存在であり、全能の御方だと説くイザヤ40章の結語はこうです。
「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない」
(イザヤ40:31)
神様が弱ることはありません。
そのように、主を待ち望む者は神によって強められ、新しい力を得ます。
また、神様は疲れることを知りません。
そのように、主を待ち望む者は、疲れを知らずに歩き続けることができるのです。
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どうやったらそんな生き方ができるのでしょうか?
それは
「わしのように翼をはって、のぼることができる」
(イザヤ40:31)
というところに秘訣があります。
鷲(わし)は天高く飛翔しますが、私たちが天的生活を送るためにはこの鷲の翼が必要なのです。
では、どうやったらその翼が得られるのでしょうか?
簡単です。
鷲の子として生まれることです。
あなたがキリストを自分の罪からの救い主と信じた段階で、神の子となりました。
ですから、すでに「鷲の翼」はあるのです。
あなたは今までその存在を知らなかったので使っていなかっただけか、あるいは、まだ成長の途上にあったので神様が使わせなかっただけなのかもしれません。
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鷲がどのようにしてその翼を用いるようになるかは、大自然のドキュメンタリー番組などを見ると知ることができます。
聖書はその仕組みを説明する書ではなく、そこにある神の思いを人間に届ける書です。
申命記にこうあります。
「わしがその巣のひなを呼び起し、その子の上に舞いかけり、その羽をひろげて彼らをのせ、そのつばさの上にこれを負うように、 主はただひとりで彼を導かれて、ほかの神々はあずからなかった」
(申命記32:11-12)
鷲の親は子鷲が翼を使って飛ぶのを助けます。
時には、
「その羽をひろげて彼らをのせ、そのつばさの上にこれを負う」
(申命記32:11)
とまですると描写されているように、まだまだ不十分な飛び方をする子を助け導く親鷲のように、神は人に翼を使わせ、天に舞い上がることができるようにして下さるのです。
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それでも、飛ぶのを怖がって翼を使わない神の子たちがいたら、神はどうなさるのでしょう?
アンドリュー・マーレーはこう書いています。
「神はあなたの巣を揺り動かされます。あなたの希望を失望に変えられます。あなたの確信を引きおろされます。あなたを恐れさせ、震えさせられます。あなたの力は全身から抜けてゆきます。あなたは全く疲れ果て、望みを失います。そして、その間じゅう、神の力ある翼はあなたの上に張り広げられて、あなたに安息を与えようと構えているのです」
(『神を待ち望め』、アンドリュー・マーレー著、小出忍訳、いのちのことば社、P102)
神が求めておられることは、私たちが神の前に低く下り、疲れ果て、弱った姿で神を待ち望むことです。
そこに神の翼が差し出され、全能の神の力におまかせする人生が始まるのです。
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心優しい、愛の神を待ち望み、新たなる力をいただく今日として参りましょう。
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