今日のみ言葉【No.2738】(2022年 2月 4日)「イエスは約束のメシアか(3)」
そのとき、イエスはさまざまの病苦と悪霊とに悩む人々をいやし、また多くの盲人を見えるようにしておられたが、
(ルカ7:21)
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バプテスマのヨハネに問いに対して、イエス様が答えられます。
山登りで言うと、今日の箇所から一気に険しい上りになります。
丁寧に進んで行きましょう。
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バプテスマのヨハネは、約2年間に渡る獄中生活を送っていました。
当然、肉体だけでなく精神的にも疲れがあったことでしょう。
「『きたるべきかた』はあなたなのですか」という彼の問いには、弟子たちから逐次報告されるイエス様の情報と自分の聖書解釈が違っていることから出る迷いが見えます。
ナインの町でやもめの息子を生き返らせた奇跡でもそうです。
私たちは単純に、
「死人を生き返らせたのだから、この人はメシア以外の何者でもないだろう」
と思いますが、ヨハネはそうではありません。
彼はこう考えたはずです。
・モーセの律法で死者は汚れているとされている。
↓
・救い主メシアは聖なる御方だ。
↓
・聖なるメシアが汚れた死者に触れるだろうか?
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また、弟子たちの報告から、イエス様が故郷ナザレの村の会堂で、イザヤ書のメシア預言の箇所を朗読されたことは聞いていたと考えられます。
イエス様はこの時、
「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」
(ルカ4:21)
と、直接にご自分がメシアであると宣言したわけではありませんが、そのように受け取れる発言をなさいました。
しかもその時読んだイザヤ書の箇所には
「主なる神の霊がわたしに臨んだ。これは主がわたしに油を注いで、貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだね、わたしをつかわして心のいためる者をいやし、捕われ人に放免を告げ、縛られている者に解放を告げ」
(イザヤ61:1)
とあり、特に
「捕われ人に放免を告げ、縛られている者に解放を告げ」
と書いてあるのだから、ナザレのイエスがメシアであるなら、自分は獄から解放されるに違いないとヨハネは信じたのです。
しかし、イエス様の行動は彼の期待とは違っており、ヨハネの弟子たちが来た時でも
「そのとき、イエスはさまざまの病苦と悪霊とに悩む人々をいやし、また多くの盲人を見えるようにしておられたが」
(ルカ7:21)
という様子でした。
バプテスマのヨハネの
「御言葉にそう書いてあるのに、なぜそうならないのだ!」
という叫びが聞こえて来そうです。
聖書の約束が成就しないと感じる時は、どうすればよいのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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神の答を待つ一日として参りましょう。
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