今日のみ言葉【No.391】(2012年 9月 6日)

目をさまして、感謝のうちに祈り、ひたすら祈り続けなさい。
(コロサイ4:2)

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就活中の学生が恐怖するのが「お祈りメール」です。

不採用通知メールのことですが、ほぼ100%、最後に、

「今後ますますのご健康とご活躍をお祈り申し上げます。」

というふうに「祈り」という言葉が使われるのだそうです。

「祈り」という言葉が儀礼的に使われることもありますが、パウロは本気です。

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(1)目をさまして

信仰には感情的部分もありますから、祈りの中で、

「おぉ、主よ…。あぁ、神様、どうしましょう!」

と悲痛な叫びを繰り返すだけの時があってもおかしくありません。

しかし、キリストが祈る私たちを支えておられることをまず意識しましょう。

そして、キリストの十字架の恵みゆえに、私たちが父なる神様に祈る道が開かれているのだ、ということを忘れてはなりません。

目をさまして祈るということは、「我もなく世もなく」というトランス状態になることではなく、イエス・キリストがますますはっきりとしてくることです。

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(2)感謝のうちに祈り

台風による豪雨被害はニュースになりますが、その台風のお陰で水不足が解消された事実は報道されません。

円高で輸出関連会社に悪影響があるとニュースに出ますが、円高のお陰でアメリカのトウモロコシが不作でも、日本の物価が跳ね上がることはありません。

どんなことにも感謝できる面があります。

ですから、まず感謝して祈るのです。

感謝してから、

「何が感謝なのだろう?」

と、感謝を探します。

見つかった感謝を大事に守り、暖め、祈ることが、感謝のうちに祈ることです。

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(3)ひたすら祈り続けなさい

24時間祈り続けるというのは非現実的です。

これは祈りの量や継続時間を言っているのではなく、日常生活の中で、

祈りの意識

を持っていることを言います。

大きな事なら祈るが、小さな事は祈らない、ということではなく、事ごとに祈る、ということです。

つまり、常に神により頼む姿勢で生きる、ということです。

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今日も祈りつつ歩んで参りましょう。