今日のみ言葉【No.2715】(2021年12月28日)「信仰のお手本(5)」

ただ、お言葉を下さい。
(ルカ7:7)

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「マタイ77」は神様への緊急電話番号のようなものです、と以前この御言葉メールで書きました。

(↓過去記事参照)
mikotoba.org/?p=407

今日の「ルカ77」は信仰の模範電話番号だと言えるでしょう。

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この百卒長は実に謙遜な人です。

イエス様が彼の家に向かったと知るや、友だちを送り、こう言わせました。

「主よ、どうぞ、ご足労くださいませんように。わたしの屋根の下にあなたをお入れする資格は、わたしにはございません。それですから、自分でお迎えにあがるねうちさえないと思っていたのです」
(ルカ7:6-7)

そして、次に、驚くべき言葉を伝えます。

それは、

「ただ、お言葉を下さい」
(ルカ7:7)

です。

当時の人々は、癒やす人が病む人に手を置いて祈る等、直接触れることによって神の癒やしが起こると考えていました。

ところが、触れることもせず、その場にいることもせず、「治る」という言葉だけで僕(しもべ)は治ると百卒長は信じていたのです。

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彼はその理由をこう述べています。

「わたしも権威の下に服している者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」
(ルカ7:8)

軍隊では上官の命令、すなわちその言葉は絶対です。

必ずその通りにしなければなりません。

百卒長は、

「言葉はその通りになる」

という世界に生きていたのです。

「言葉」という単語はヘブル語では「ダーバール」と言いますが、これは「言葉」と「行動」の両方の意味を持つ語です。

(↓過去記事参照)
mikotoba.org/?p=1496

つまり、聖書の世界は、言ったことはその通りになる言行一致の世界なのです。

百卒長の

「ただ、お言葉を下さい」
(ルカ7:7)

という言葉は、まさに信仰の極致とも言える言葉です。

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「イエスはこれを聞いて非常に感心され」
(ルカ7:9)

とあります。

「あなたがたに言っておくが、これほどの信仰は、イスラエルの中でも見たことがない」
(ルカ7:9)

と、非常に驚かれたのです。

イエス様が驚かれたのは聖書中に2度だけです。

もう一つは、郷里ナザレの人々の不信仰ゆえに

「そこでは力あるわざを一つもすることができず、ただ少数の病人に手をおいていやされただけであった。そして、彼らの不信仰を驚き怪しまれた」
(マルコ6:5-6)

という箇所で、こちらは否定的例です。

言葉がその通りになるという百卒長の信仰は、まさに信仰のお手本と言って良いくらい素晴らしいものだったのです。

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「ただ、お言葉を下さい」
(ルカ7:7)

この信仰の高嶺を目指して、私たちが歩むべき一歩を踏み出して参りましょう。

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