今日のみ言葉【No.2706】(2021年12月17日)「信仰のお手本(2)」
この百卒長はイエスのことを聞いて、ユダヤ人の長老たちをイエスのところにつかわし、自分の僕を助けにきてくださるようにと、お願いした。
(ルカ7:3)
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会社に出社せず、ネットを通して家で仕事をするリモートワークが一挙に広まりました。
聖書を読むと、イエス様は既にこのリモートワークをしておられたことがわかります。
百卒長とそのしもべにも会わず、遠隔の癒やしをなさったのです。
今日はその辺りの背景を見ていきましょう。
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百卒長はイエス様と直接会いもしていませんし、もちろん話もしていません。
「この百卒長はイエスのことを聞いて、ユダヤ人の長老たちをイエスのところにつかわし、自分の僕を助けにきてくださるようにと、お願いした」
(ルカ7:3)
とある通り、自分の代理として「ユダヤ人の長老たち」に「自分の僕を助けにきてくださるように」との言葉を伝えただけです。
ところがマタイでは、
「ある百卒長がみもとにきて訴えて言った、『主よ、わたしの僕が中風でひどく苦しんで、家に寝ています』」
(マタイ8:5-6)
と、さも本人が来ていたかのように書かれてあります。
これはイスラエルの文化を知らなければなりません。
ユダヤ人は、代理人が来たら、それは当の本人が来たのと同じと考えます。
マタイはユダヤ人向けに書いたので、そのことは当たり前過ぎて説明無しで書いてあります。
しかし、ルカは異邦人(ユダヤ人以外の外国人)向けに福音書を書いたので、ユダヤ文化のフィルターを外し、客観的事実を記しているのです。
従って、この場に百卒長はいません。
まず間違いなく彼は家にいて、長老たちから届く知らせを待っていたはずです。
そして、彼は、そのしもべに
「イエス様のお言葉は『治れ』だから、お前は治るのだ」
という権威ある言葉を伝えようとしていたことでしょう。
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私たちは百卒長と同じく、イエス様と直接会うことなく、その言葉を聞いて信じる者です。
彼の信仰にならう今日として参りましょう。
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