今日のみ言葉【No.3432】(2024年 8月21日)「わたしはヨセフです(2)」

しかしわたしをここに売ったのを嘆くことも、悔むこともいりません。神は命を救うために、あなたがたよりさきにわたしをつかわされたのです。
(創世記45:5)

——————

プロジェクターを明るい部屋で使うと、スクリーンに映し出されるのはボワンとした映像です。

しかし、部屋を暗くすると、同じ映像がくっきり鮮やかなものになります。

神様にあっては、光も闇も全て用いられ、神の一本の糸によってそれらが縫い合わされ、壮大なドラマが織り込まれるのです。

ヨセフの物語にそれを見ることができます。

-*-*-*-*-*-*-

ヨセフは自分の身を明かした後、

「わたしに近寄ってください」
(創世記45:4)

と言いました。

これは、それまでの「総理大臣と容疑者」という上下関係ではなく、同じ立場に立つ兄弟という対等な関係に戻すためです。

そして、

「わたしはあなたがたの弟ヨセフです。あなたがたがエジプトに売った者です」
(創世記45:4)

と言いますが、これは嫌みではなく、この後に語る神の御計画をはっきりさせるための前振りです。

しかし、これはヨセフは兄たちの心配を招きます。

つまり、

「今やエジプトの強大な権力を持っているヨセフだから、彼は自分たちに復讐し、ひどい目に遭わせるのではないか」

という恐れをを抱かせることになります。

その点をヨセフはわかっていて、

「しかしわたしをここに売ったのを嘆くことも、悔むこともいりません」
(創世記45:5)

と念を押します。

極めつけはこの言葉です。

「神は命を救うために、あなたがたよりさきにわたしをつかわされたのです」
(創世記45:5)

ここに、善も悪も、光も闇も、すべて用いられ、最善へと導かれる神がいるという信仰が明らかにされています。

ヨセフを売ったという兄たちの悪は、ヤコブの一族全体を救うための善に変えて神は用いるということです。

兄たちはこのヨセフの信仰によって、自分たちの罪が赦されたこと、そして助かったことを知ったのです。

-*-*-*-*-*-*-

神はあなたの人生の闇の部分にも糸を通し、鮮やかな人生というドラマを織りなそうとしておられます。

その完成を夢見ながら、私たちもその織り手として今日の一日を過ごさせていただきましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

※御言葉メールのスケジュールは、
・月土…生活の処方箋
・水木…旧約聖書通読シリーズ
・火金…ルカ福音書講解説教
となっております。

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■YouTube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/@joymaru

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。

☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)

★御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org

御言葉

Posted by maruyama