今日のみ言葉【No.2691】(2021年11月30日)「霊的リーダーの資質(3)」
最後に、兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互に励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。
(第2コリント13:11)
——————
定期的に訪問するご家庭にお孫さんが生まれました。
赤ちゃんの成長は速いもので、1〜2週間見ないうちに顔つきがしっかりしてきたり、おぼつかない言葉がはっきりと日本語として聞こえるようになります。
そこにはご家族お一人々々がしっかりとお子さんを養い、喜んで励ましてあげる状況があることがうかがい知れます。
前回のメールで、信徒側ではどうやったら牧師を成長させられるのかを次回書くと言いましたので、今回はそのような内容です。
-*-*-*-*-*-*-
教会成長の大きな要因は、牧師が恵まれていることです。
神は神ご自身が選んだ者を通して祝福を与えようとされるからです。
経済的面、健康的面等、信徒が牧師を支えてあげられる面は様々あります。
その中でも特に効果的なのは、牧師の説教をほめることです。
-*-*-*-*-*-*-
「今日の説教は恵まれました」
のひとことでも構いません。
また、
「今日のメッセージの○○のところは良かった」
と具体的に言えばもっと良いでしょう。
年期の入った牧師の説教は、教会全体を配慮して語りますから、初心者の方もベテランクリスチャンも満足してもらえるように、10のうち9はわかりやすい話をし、1は難しいことを話すものです。
そうすると、キリスト教初心者や求道者の人は
「今日の説教は難しいところもあったが、大体はわかった」
と喜んで帰れますし、年輩クリスチャンは
「先生の説教はいつもどおりでしたが、あの1箇所が収穫でした。いやあ、今まで気づきませんでした。ありがとうございます」
と言って満足して帰ってもらえます。
「兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。互に励まし合いなさい」
(第2コリント13:11)
との御言葉は、牧師にも適用されるのです。
-*-*-*-*-*-*-
ところが、その中に一人だけ、
「あの説教のどこがいいんだ。ダメなところばかりじゃないか。一体どこをほめたらいいのだ」
と思う人がいます。
そんな人が愛ある教会の中にいるのでしょうか?
必ずいます。
それは誰あろう、牧師本人だからです。
あなたが教会学校の子供たちにお話をしたり、家庭集会で証しを頼まれたり、教会で人を前にして発表する機会を持つなら、この気持ちはお分かりになると思います。
神の言葉を預かり、それを他者に話そうとする時、
「割り引いていないか。割増していないか。自分の思いを入れていないか」
等、神の御言葉を純粋に正しく伝えているか、自分の心を探られるものです。
ですから、説教直後の牧師が
「ヤッター!今日は大成功!」
などと思うことはまずありません。
表には見えませんが、たいがいは
「あそこは間違った。あれは言い足りなかった。配慮が欠けていた。あんなことは喋らないほうが良かった」
と思っているものです。
ですから、その説教をほめて差し上げることは、牧師の心を暖かく癒やすものとなるのです。
-*-*-*-*-*-*-
「そんなことを言われても、嘘はつけません。心にもないことをどうやって言えるのですか?」
と思う真面目な方もおられるでしょう。
時には
「今日、私は本当に話を聞いたのだろうか?頭に何も残っていない」
という場合もあるでしょう。
ほめる秘訣はこうです。
まず、
「良かった!」
と言ってみることなのです。
そして、それから、
「何が良かったのだろう?」
と考えるのです。
そうすると、
「私は感動しなかったが、あの人が感動していたから良かった」
とか
「あんな難しいことを話せる力は大したものだ」
という考え方が出てきます。
あるいは、
「先生が元気だということがわかっただけで十分です。先生の存在自体がメッセージです」
という究極の答(?)が出てきたりします。
そして、ほめる秘訣の2番めは、具体的にほめることです。
「先生がお使いになったAさんの例話が自分にも当てはまって良かったです」
とか、
「説教の第2ポイントの御言葉の解釈に目が開かれました」
等、具体的に指摘されると、牧師にとって大いに励みとなるのです。
-*-*-*-*-*-*-
今日は牧師の心の内側をお見せしましたが、聖書の言う通り、互いに励まし合い、神の祝福を豊かに得る教会生活を送って参りましょう。
-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-
※御言葉メールのスケジュールは、
・月曜と木曜…キリスト教イロハ
・火曜と金曜…ルカ福音書講解説教
・水曜と土曜…慰めと励ましの聖句シリーズ
となっております。
□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w
■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
→ reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
★御言葉メールを停止したい方は
→ del@mikotoba.org
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません