今日のみ言葉(2011年8月23日)【No.153】
「そして言は肉体となり、…、めぐみとまこととに満ちていた。」
(ヨハネ1:14)
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イエス・キリストは「めぐみ」と「まこと」という両方の資質を持っておられました。
通常こういう人はおられません。必ずどちらかに片寄ります。
なぜなら、恵みを与えることと真実を語ることとは相容れないものだからです。
むしろそれはその人の持ち味であり、リーダーが集団を導いていく時の手法となって現れ
るのです。
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恵みを与えるリーダーとして真っ先に頭に浮かぶのは、なでしこジャパン佐々木則夫監督
のあの笑顔です。
厳しい管理者と言うよりも、友人・応援団というイメージ。
選手の話を聞き、やさしい言葉で提案するプロセス重視の方のように見えます。
真実を語るリーダーの典型は、プロ野球中日ドラゴンズの落合博満監督です。
現役時代三度の三冠王に輝く実績を裏付けにした野球理論で、選手たちを有無を言わせず
引っ張ります。
上司として指示し、結果重視の冷徹な言葉はしばしばスポーツ新聞の紙面に取り上げられ
ます。
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イエス・キリストはこの両方を兼ね備えた方だ、というのが今日の聖句が語るところです。
すなわち、「めぐみの人」として、あなたの人生の折々に、励ましを与え、力づけて下さ
るのです。
と同時に、「まことの人」として真実を語って下さいます。あなたの客観的な現実を知る
ことができるようにして下さるのです。
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イエス様は恵みを必要とする人には恵みの対応をなさいます。
その人に対して、じっとお聞きになります。
また、よくお尋ねになります。
「なおりたいのか?」、「私にそれができると信じるか?」
真実を必要とする人には真実の対応をなさいます。
真実や真理を学ぶことができるように手配なさるのです。
それは人と人との現場を見せられる、ということです。実例を目の当たりにさせられ、
「ああするとこうなるんだ」と学ばされるのです。
そして、しばらくの後、同じ状況に自分が立たされていることに気づきます。実地で体験
して学ぶ機会が与えられるのです。
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イエス・キリストは、めぐみとまこととに満ちておられるお方です。
この方の導きに従っていく一日として参りましょう。
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