今日のみ言葉【No.2533】(2021年 5月12日)「望みと忍耐」

わたしたちは、この望みによって救われているのである。しかし、目に見える望みは望みではない。なぜなら、現に見ている事を、どうして、なお望む人があろうか。もし、わたしたちが見ないことを望むなら、わたしたちは忍耐して、それを待ち望むのである。
(ローマ8:24-25)

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昨年、コロナ対策として海外でロックダウン、日本では緊急事態宣言期間中の自粛生活を行い、ある程度の成果を挙げてきました。

今年はワクチン接種によってさらにコロナ撲滅への効果が期待できます。

集団免疫という状態を目指し、私たちは希望を持ちつつ、今の時期を忍耐しながら過ごしています。

望みと忍耐はワンセットなのです。

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パウロが今日の聖句で直接的に言っている望みとは、クリスチャンの死後の復活と自然界の回復です。

これは約束されていますが、まだ先の未来に起こることとして成就してはいません。

彼は

「わたしたちは、この望みによって救われているのである」
(ローマ8:24)

と言い、将来必ず起きる復活を信じる信仰によって、今の私が救われているのだと述べています。

さらにパウロは、

「目に見える望みは望みではない」
(ローマ8:24)

と言っています。

当然です。

たとえば、コロナに誰も感染しない世の中になったら、ウイルスにうつらないことが希望だなどと言う方がおかしいからです。

まだ希望の時がやってこない前だからこそ、

「見ないことを望む」
(ローマ8:25)

のです。

それを待ち望む最中に必要なのが忍耐です。

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この真理を、神は私に家庭菜園のプチトマトの栽培を通して教えて下さいました。

今年も春になって畑を耕し、肥料を入れ、GW連休中にトマトの苗を植えました。

すると翌日実がなりました…、とはなりません。

約2ヶ月間は、水をやり、雑草を取り、支柱を建て、麻ひもで結び、脇芽をこまめに取り…、という作業が続きます。

しかし、その労苦は何の苦労にも感じません。

なぜなら、やがて赤い実が初穂としてなり、それからは次から次へと収穫があることを思い描きながらトマトの世話をしているからです。

私たちは忍耐しながら望みを持つと考えることもできますし、望みがあるから忍耐できるとも考えられます。

望みと忍耐はワンセットなのです。

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望みに支えられた忍耐をもって、今日の一日を過ごして参りましょう。

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