今日のみ言葉【No.2689】(2021年11月27日)「苦難という名のスパイス」
正義といつくしみとを追い求める者は、命と誉とを得る。
（箴言21:21）
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1927年にニューヨークからパリまで飛行機で大西洋横断単独無着陸飛行を成し遂げたのはチャールズ・リンドバーグです。
意外なことに、彼のお墓はハワイのマウイ島最東端、ハナという村の教会の墓地にあります。
なぜリンドバーグはそんな所に埋葬されることを選んだのでしょうか？
そこは天国に最も近い場所と言われるほど美しい所だからです。
ただし、もしあなたが観光客としてそこに行きたいと決心したなら、着くまでに何時間も車に揺られ、上下左右にバウンドしながらの苦難のドライブを体験しなければなりません。
しかし、その苦痛はやがて目の前に繰り広げられる美しい景色を際立たせる、いわば香辛料・スパイスの役目をするのです。
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人生で味わう苦難にはいろいろな意味があります。
その役目のひとつは、大事なものと大事でないもの、美しいものとそうでないものとを区別させてくれるということです。
昔、アメリカの農夫が荷馬車いっぱいにジャガイモを積み、田舎のでこぼこ道を町の市場に向かって行きました。
ある人がそれを見て、
「おじさん、そんなバラバラでいいの？大きいイモと小さいイモとに分けないと売れないよ」
と声をかけると、彼はこう言いました。
「ガタゴトしているうちに、大きなジャガイモは上になり、小さいのは下になるんじゃよ」
彼はそうやって自動的にジャガイモを選別していたのです。
苦難は人生の質を高めてくれます。
揺らされ、アップダウンの気持ちを体験させられ、もうこれ以上は無理と思った先に、大事なものと大事でないものが目の前にはっきりと描き出されるのです。
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今日の聖句にあるように、正義といつくしみとを追い求める者は、命と誉とを得ます。
ただし、追い求めていく過程で必ず困難や苦難を通されるのです。
そこであなたの気持ちが上下に揺さぶられ、いらないものが落とされて、本当に真実なものだけが残されます。
そうやって得た命と誉が本物なのです。
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神はあなたに本物の宝を与えようとされています。
味わった苦難はすべてスパイスとなって人生という料理をさらに味わわせてくれると期待し、今日の一日を精一杯過ごさせていただきましょう。
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