今日のみ言葉【No.2669】(2021年11月 2日)「神の国の原理(1)」

東京 浅草 奥山おまいりまち

人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。
(ルカ6:31)

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東日本大震災で被災された方々が物資の配給を受ける時、誰一人行列に割り込むことなく、整然と並んで待っていることが海外で大きく報道されました。

日本では当たり前のこととして行われています。

海外旅行客が日本に来て驚くのは、街中にゴミ箱が見当たらないことです。

日本人はゴミを自分で処理するのが当たり前だからです。

また、燃えるゴミ、プラスチックゴミ、資源ゴミ等、数種類に分別して決まった日に出すことなども当たり前です。

しかし、世界の他の国々の人からすれば、

「そんな高度なことはとてもできない」

と思われているのです。

このことは、地上の住民と天国の住民の違いを表すたとえに用いられます。

地上で生きている人間からすれば相当高度だと思えることを、神の国の市民は当たり前のこととして難なくやるのです。

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ルカによる福音書第6章27節〜38節の箇所は、読めばわかるように大変高度なことが書かれています。

「人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ」
(ルカ6:31)

という精神はわかります。

そういう理想を掲げて実践に励もうとする心意気は賞賛されるべきものです。

しかし、これが具体的に

「敵を愛し、憎む者に親切にせよ」(27節)

「のろう者を祝福し、はずかしめる者のために祈れ」(28節)

と命じられたらどうでしょう?

非常に難しく、やりにくいことではないでしょうか。

さらに、次に続く

「あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けてやり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな」(29節)

に至っては、とても実行不可能と思えてしまいます。

すると、

A:「いや〜、神様の世界は素晴らしいね」

B:「そうだね。でもこれは私には無理だなー。できないね」

A:「うん、そうだね。ほどほどにしておこう」

というクリスチャンAさんとBさんの会話のように、慰め合って終わってしまいがちです。

しかし、そのような感想でとどめておいてしまうのは残念なので、次回以降、もう少し深く読んでいきましょう。

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神の国の素晴らしさに期待して参りましょう。

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