今日のみ言葉【No.3109】(2023年 6月20日)「主の祈り(2)」
そこで彼らに言われた、「祈るときには、こう言いなさい、『父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。
(ルカ11:2)
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あなたが本当に幼い頃、ご自分の父親を何と呼んでいたでしょう?
「父上」
ですか?
そういう人はごく稀にいらっしゃるかもしれません。
多くは、
「お父ちゃん」
とか、
「パパ」
とかだったのではないでしょうか。
イエス様は何と言われたかというと、
「アバ、父よ」
(マルコ14:36)
であり、これが主の祈りのスタートとなります。
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世に模範的祈りは数多く存在しますが、イエス様が教えられた「主の祈り」の最大の特色は、最初の一語にあります。
それは、
「父よ」
です。
実はこの呼びかけは、弟子たちにとって、また、当時のユダヤ人にとっても驚天動地の言葉でした。
というのは、旧約聖書に表される神という存在は、それこそ「雲の上」の御方で、人間と神との間には到底越えることのできない断絶があると考えられていたからです。
それほど神は聖なる方であり、罪を持つ人間とは比較にならない尊い存在としてあがめられていたわけです。
ところが、イエス・キリストが教えた神への呼びかけは、
「父よ」
です。
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神をどう呼ぶのか。
それによって自分と神との関係が決まります。
もし、神を「社長」と呼べば、あなたは神様とそういう意識で関わることになります。
あなたが自分を神の奴隷だと思っていれば、必然的に神を「ご主人様」と呼ぶでしょう。
イエス様は弟子たちに、神を「父」と呼べと教えられました。
しかも、この「父(アバ)」とは当時、家庭内で幼児が父親を呼ぶアラム語の愛称で、日本語で言えば、「おとうちゃん」というような言葉です。
つまり、神は親しみやすい愛の神なのだよ、とイエス様は教えられたのです。
今までの旧約聖書の教えでは決してそんなことはあり得ない神のイメージを、イエス様は弟子たちに与えられました。
この最初の呼びかけを理解することが最も大事です。
神は愛の方であり、我々が「お父ちゃん」と呼べるほど親密な方だという方向がきちんと定まると、それに続く祈りも正確に理解できます。
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今日、あらためて、神を「お父さん」と親しく呼びかけ、祈りを始めて参りましょう。
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