今日のみ言葉【No.2668】(2021年11月 1日)「キリスト教イロハ(192)『ヨエル書』」

「あなたがたは衣服ではなく、心を裂け」
(ヨエル2:13)

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「サブスク」という言葉をご存知でしょうか?

サブスクリプション契約の通称で、令和の若者の間では、定額制の音楽配信サービスのこととして定着しています。

つまり、毎月ある一定額を払うことにより、インターネットを通して、いつでも、どこでも、無制限に音楽が聞けるようになっているのです。

カセットテープ1本を擦り切れるまで聞いていた世代の人たちから見れば、まさに夢のような世界が現代において実現されていると思われることでしょう。

イスラエルにおいてもそのような希望があり、そのために今、悔い改めて神に立ち返れとヨエルは語りました。

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ヨエル書の著者の詳細はよくわかっていません。

しかし、この書には旧約聖書の他の巻からの引用がたくさんあり、その内容からして、バビロン捕囚の後、紀元前500年頃に書かれたと推定されています。

ヨエル書の主題は「主の日」です。

「主の日」とは「神の審判の日」のことで、ヨエル書では、いなごの大群の襲来を通して主の日について述べられています。

つまり、いなごという災いが下り、そのことによって民が悔い改めて神に立ち返り、主なる神による回復がもたらされるという未来です。

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ヨエル書の内容は3つに分けられます。

(1)いなごによる惨状と主の日(1章〜2章11節)

(2)その日を覚えて悔い改めなければならない(2章12節〜17節)

(3)主の日(2章28節〜3章)

ヨエル書は、いなごの大群という不幸と呼ばれるべきことを通して、神を思いなさいと語っています。

それが信仰の態度だからです。

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「あなたがたは衣服ではなく、心を裂け」
(ヨエル2:13)

という神の言葉に耳を傾け、心を神に向ける今日として参りましょう。

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