今日のみ言葉【No.334】(2012年 6月16日)
これは律法の要求が、肉によらず霊によって歩くわたしたちにおいて、満たされるためである。
(ローマ8:4)
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戦国時代、織田信長が初めて黒人を見た時、家来に命じて彼の体を一生懸命洗わせたという逸話が残っています。
やがて黒い体から白い体が現れてきて…、などということはありません。
これと同じように、聖書が語る罪とは洗っておちるものではありません。
人間の努力という肉の働きでは解決されないものなのです。
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このように言うと、人間の努力は無意味のような虚無的な印象を持つ方もおられるかも知れません。
人間の努力は実生活のあらゆる面で必要であり、効果があります。
例えば、走り高跳びの競技で一生懸命訓練すれば、自分の身長以上の高さを飛ぶことも夢ではありません。
ただし、人類はまだ3メートル以上を跳ぶことはできないでいます。
まして100メートルの高さのバーを肉体の力だけでクリアするなどということはあり得ません。
ところで、1センチも跳べない赤ちゃんでも、飛行機に乗れば何千メートルの上空にも上がっていくことが出来ます。
霊の働きとはこういうことです。
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今日の聖句の、
「律法の要求が、肉によらず」
というのは、私たちの頑張りや修行によってではなく、という意味です。
「霊によって歩くわたしたちにおいて、満たされるためである。」
とは、キリストの十字架を信じることによって得られる神の救いの義のことです。
この方を信じれば罪許され、永遠の命が与えられ、天国に入ることが出来る、とお任せして日常生活を一生懸命送ればよいのです。
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私は昨年、イスラエルに行きました。
約2週間を空けるために、その前の2週間で4週分の仕事をみっちりやり、大忙しのところを頑張って、ようやく成田まで辿り着きました。
そこから先はお任せです。
私はただ映画を見たり、機内食を食べたり、血行障害にならないように手足を時々動かしたり、眠ったりして機内で半日を過ごしました。
そうしたらイスラエルに着いていました。
その間、韓国・中国・中東諸国の上空を通過し、カスピ海・黒海の上を飛び、地中海の方から空港に入ったらしいのです。
私には全くその実感はありません。飛行機を前に進める努力をした覚えもありません。
しかし、これに乗れば必ず着く、と信じてお任せした結果、その通りになったのです。
「霊によって歩く」とはこのようなことです。
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神に信頼を置き、お任せして今日も一日歩んで参りましょう。
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