今日のみ言葉【No.2666】(2021年10月29日)「神の国の価値観(7)」

人が皆あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざわいだ。彼らの祖先も、にせ預言者たちに対して同じことをしたのである。
(ルカ6:26)

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中学校の英語の時間、「今日は雨だ」は"Today is rain."とはならないと教わりました。

英語では"It is rainy today."となり、itは形式主語だというのです。

なるほど、日本語の考え方をそのまま英単語に置き換えてもうまく行かないのだなと学びました。

高校に入ると、「構文(こうぶん)」というものを習い、

“It is difficult for me to play the piano."
(私にとってピアノを弾くことは難しい)

は、「It is〜 for人 to…」という決まった形式で書かれていると教えられました。

最初は「何でそんな形にするの!」と絶句しましたが、その形式さえ見抜けば案外スルスルと訳せるので逆に便利だと後に思うようになりました。

聖書にもこのような文学形式がありますので、それがわかればさらに正しい解釈ができるようになります。

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神の国の価値観シリーズの第3回(2021年10月15日)で詳しく述べておきましたが、ここはユダヤの対句法が用いられている箇所です。

前半(20〜23節)のさいわいと、後半(24〜26節)のわざわいが対(つい)になっているのです。

前半が光となり後半が影となることによって、コントラストが鮮やかになり、光である「さいわい」の部分を強調する効果が出ます。

ですから、

「人が皆あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざわいだ」
(ルカ6:26)

という一文だけを単独で取り上げて、

「ほめられることは災いを招くので、ほめられないようにしよう」

という適用をしたら、それは正しい解釈をしているとは言えません。

ここは全体の中の一部であって、

・大きく言って、さいわいとわざわいの対比の一部なのだ。

・細かく言って、「ののしり」(22節)に対応する「ほめる」(26節)なのだ。

というペアを作っているのだと見抜かなければなりません。

先に英語の構文のことを述べましたが、それと同じようにここではユダヤの文学手法が使われていて、より明確に神の国の価値観が分かるように話されているのだと納得がいけば、

「なぜイエス様はわざわざ否定的部分を最後に強調するのか?そんなの書かなくてもいいのに。幸いだけで十分ではないか?」

という疑問は解決されます。

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真っ黒い影が見えるのは、強い光があるからだと知り、神の与えるさいわいを目指して今日も歩んで参りましょう。

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