今日のみ言葉【No.2665】(2021年10月28日)「キリスト教イロハ(191)『ホセア書』」

2021年11月1日

イスラエルよ、あなたの神、主に帰れ。あなたは自分の不義によって、つまずいたからだ。
(ホセア14:1)

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世の中にこんな実話があります。

ある男が、妻となる女が他の男と関係を持っていることを知らないで結婚しました。

しかし、二人目の子の誕生の頃から、彼は妻の不貞に気づきます。

そこで離婚。

女は堕落の生活を送ります。

ところが、元夫の男は神の愛を思い、元妻の女への憎しみを克服して彼女を愛するようになりました。

そして、その女を探し出して再婚しました。

この元夫から現夫になった男こそがホセアなのです。

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ホセアは紀元前8世紀後半に北イスラエル王国で活躍した預言者です。

この時代、イスラエルは南北に分裂し、当初は物質的に繁栄していました。

しかし、ホセアが預言活動を始めた時には、その繁栄は崩れ、古い秩序が破壊されつつある時代となっていたのです。

ホセアは、このような事態になったのはイスラエルの罪によるものであるとしました。

しかし、神は愛を持って待っておられるのだから、主なる神に立ち返るようにと宣言したのです。

「イスラエルよ、あなたの神、主に帰れ。あなたは自分の不義によって、つまずいたからだ」
(ホセア14:1)

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・神に背くならイスラエルは滅びる。

・しかし、神は反逆のイスラエルを見捨てず、愛し続けられる。

ホセアはこの神の愛を家庭の悲劇を通して体験します。

彼は神の命令によって不貞の妻を受け入れたのです。

「行って、淫行の妻と、淫行によって生れた子らを受けいれよ。この国は主にそむいて、はなはだしい淫行をなしているからである」
(ホセア1:2)

ホセア書において、イスラエルは不貞の妻にたとえられています。

そして、その不貞のゆえに罰を受けます。

しかし、夫にたとえられる神の強い愛によって引き戻され、元の地位を回復するようになるのです。

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ホセア書の内容は以下のとおりです。

(1)ホセアの召命と結婚の象徴的意味(1〜3章)

(2)イスラエルの罪と罰(4〜11章)

(3)託宣と勧告(12〜13章)

(4)イスラエルの回復(14章)

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神の強い愛をいただいて、今日も確かな一歩を進めて参りましょう。

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