今日のみ言葉【No.2664】(2021年10月27日)「心を雄々しくせよ」

すべて主を待ち望む者よ、強くあれ、心を雄々しくせよ。
(詩篇31:24)

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「頭の信仰」と「心の信仰」は違うと言われます。

神の恵みに関する知識を頭に大量に詰め込んでいるだけの状態と、それをじっくりと味わって恵みに浸っている状態とは違うということです。

正確な聖書知識は信仰の食糧とでも言うべきもので、それを心で「食べる」ことによって実際の栄養となり、力となるのです。

「わたしはみ言葉を与えられて、それを食べました。み言葉は、わたしに喜びとなり、心の楽しみとなりました」
(エレミヤ15:16)

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今日の聖句は、主を待ち望む者は心を雄々しくせよと語っています。

このような知識が頭に入ることによって、

「ああ、心を雄々しくしなければならないのだなあ」

と私たちは理解します。

しかし、それだけで心が勇気凛々に満ちあふれるわけではありません。

頭脳に入った御言葉は、私たちの「心」、「心情」と言われる領域に入って、それを味わった段階でいよいよ実体となるからです。

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経験的に、それには3つの方法があります。

(1)他者から励ましてもらう

前向き肯定的な人に自分を見てもらい、プラスの評価をしてもらうことです。

第3者の客観的見方を通して、自分ではマイナスに見ていた部分が実はプラス面であったり、全く気づかなかった点を指摘してもらうことができます。

ある女性はプロポーズを受けましたが、即答はできず、相手にずいぶん待ってもらった末に結婚しました。

彼女は内心そのことに負い目を感じていたようです。

しかし、ある人から、

「優柔不断でなければ結婚なんてできませんよ」

と言われ、ハッとその迷いは解けました。

つまり、自分が時間を長くかけたのは、自分の仕事や将来の生活を見据え、自分も相手も大切にしていたからだ、というところに目が開かれたのです。

暖かい愛に満ちた言葉をかけてもらうことは、それだけで心の栄養となります。

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(2)自分で自分を励ます。

人から励ましてもらった言葉や、聖書の御言葉を自分に語られたこととして受け止め、何度も自分に言い聞かせることです。

ここでは「繰り返すこと」が勘所となります。

食べ物を噛むことをしないで一気飲みにする人はいません。

口の中で咀嚼(そしゃく)し、何度も噛んで味わってから飲み込みます。

頭の理解は一瞬で済みますが、それを心に落とし込み、じっくりと味わわせるためには、繰り返し自分に言い聞かせることが必要なのです。

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(3)知識に頼らず、無力な者として神に心を開く

自分の理解を捨て、ただ神に向かって心を覚ますということです。

すると、上記(1)(2)に書いたことと矛盾するように見えますが、頭の世界で得たものを心の世界にバトンタッチすると、心の世界のやり方はまた違うものだと理解してみて下さい。

聖なる沈黙の中に神はおられ、その御前に自分の魂がいるというイメージを思い描くと助けになるかもしれません。

そこで、あなたがひれ伏しているか、対面しているか、手を上げて神の光を受けているか、ご自分にピッタリ合った姿を思い浮かべるとなお良いでしょう。

後は聖霊が働かれると信じて待ち望むのです。

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心を雄々しくして進む今日として参りましょう。

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