今日のみ言葉(2011年4月17日)【No.28】

2012年1月23日

「主なる神、イスラエルの聖者はこう言われた、『あなたがたは立ち返って、落ち着いているならば救われ、穏やかにして信頼しているならば力を得る』。しかし、あなたがたはこの事を好まなかった。」
(イザヤ書30:15)

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「津波ごっこ」という遊びが避難所の子供たちの間で発生した、と児童心理学者たちのチームが報告しました。阪神淡路大震災の時には「地震ごっこ」が流行したので、今回の震災でも子供たちの心の調査をしていたところでした。

「津波ごっこ」の内容は、

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・「津波だぞ―」と2人の子が手をつないで走り始め、「うぉー」と言いながら皆を追いかけ始めます。
・触られた子は、「うわー死んだ」と言います。
・死んだ子は波の一人に加わり、手をつないで一緒に他の子を追いかけ始めます。
・最後の一人がつかまり、全員が死ぬと終わりです。
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児童心理学者たちは、

「子どもは、安全や安心が確保されると、抱えこんでいる恐怖や不安を表現するようになる。心のひとつの表現方法としてこれらの遊びを行うようになる。子どもは遊びやそれに伴う会話を通じて、さまざまな気持ちや考えを表現し、少しずつ心の安定を取り戻していく」

と言い、さらに、

「子供なりに理解し、消化し、恐怖を克服する過程として必要なものだから暖かく見守ってほしい」

と周囲の大人たちに願っています。

誰に教えられたわけでもなく、子供は自分の心のケアを自分で行っているのです。

人間には神があらかじめ備えて下さった「癒しの装置」が隠されています。普段は見えませんが、いざという時に思いもかけないやり方で働き出します。津波ごっこもその一つでしょう。

「神様がこの子たちを癒していて下さっている」と、全てのわざに神の働きを見出していきましょう。それが神に立ち返る、ということです。

そして、セキが続くだけでも、「セキ」 → 「肺炎」 → 「入院」、と一気に否定的に傾いてしまう私たちの考えを改め、穏やかにして神を信頼する生き方へと舵を切っていくことです。そうすれば必ず力が満ちあふれてきます。

今日も心落ち着いて一日を過ごして参りましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama