今日のみ言葉【No.2596】(2021年 7月27日)「中風の人の癒やし(3)」

「しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威を持っていることが、あなたがたにわかるために」
(ルカ5:24)

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今日は先週の宿題の答え合わせの日です。

あなたは宿題をやってこられましたか?

「あなたの罪はゆるされたと言うのと、起きて歩けと言うのと、どちらがたやすいか」
(ルカ5:23)

というのが問題でした。

罪のゆるしか起きて歩くことか、二者択一の問題です。

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それでは、AさんとBさんの解答を見てみましょう。

Aさん:起きて歩く方がたやすい

「罪のゆるしの方が断然難しいと思います。イエス様はそのために天から下ってこられたのですし、たった一人で全人類の罪の刑罰を負われたのですよ。十字架の苦しみはとてもひどいものでした。それに比べれば一人の人を起きて立たせることなど簡単だと思います」

Bさん:罪のゆるしの方がたやすい

「罪のゆるしは心の中で起こるものですから、『あなたの罪はゆるされた』と宣言して、表面上は何も起きなくても、それはそれで通用します。しかし、起きて歩かせる方は実際にその場で見せなければなりません。そちらの方が難しいでしょう。罪のゆるしの方がたやすいはずです」

さて、あなたはどちらを選ばれますか?

ファイナルアンサー?

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正解は、Bさんの方です。

罪のゆるしの方が容易で、起きて歩かせる方が難しいのです。

意外でしたか?

「え、なぜ?」と思われた方は、過去の御言葉メールで詳しく解説しているところがありますので、それを参考になさって下さい。

●(2019年 4月25日)
mikotoba.org/?p=3109

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イエス様はこの質問をした理由を述べておられます。

「しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威を持っていることが、あなたがたにわかるために」
(ルカ5:24)

「あなたがた」とは律法学者やパリサイ人のことです。

イエス様は愛の方ですから、彼らが理解できるように、彼らの立場からものが見えるように行動されたのです。

それはユダヤ人が考える「大から小」の論理を使うことでした。

ここでの「大から小」は、「難しい方ができたのなら、簡単な方は当然できる」というものです。

律法学者やパリサイ人はこの考え方に慣れていたので、

「難しい方(癒やし)ができたのなら、簡単な方(罪のゆるし)は当然できる」

という論理は当然理解できます。

イエス様はご自分が罪のゆるしの権威を持っていることを、彼らの考え方で納得できるようになさったのです。

ここに

「しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ」
(マタイ5:44)

を、ご自分が言われたとおりに生きておられる愛のイエス様の姿が見えます。

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誰をも分け隔てなく愛するキリストの愛に満たされる今日として参りましょう。

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