今日のみ言葉【No.2591】(2021年 7月19日)「キリスト教イロハ(168)『申命記』」
あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない。
(申命記6:5)
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「なぜコロナウイルスのワクチンは2回打たないといけないのですか?2回目の副反応はひどいと聞いています。1回だけで済ますことはできないのですか?」
という声をよく聞きます。
専門家の説明によると、2回目のワクチン接種をしないと、ワクチンの有効性が弱まり、免疫の存続期間が短くなる可能性があるからなのだそうです。
免疫力をアップし、安定性を増すためには2回必要だということです。
2回目のワクチン接種のように、律法を再度命じたのが申命記です。
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申命記は、「再び命じる」、「再述する」という言葉に由来する書です。
イスラエルの民は40年の荒野のさすらいを終え、再びカナンの地を目前にしました。
そこで、約束の地カナンに入る前に、神が彼らに何を求めておられるのかをもう一度明らかにする必要がありました。
それが申命記です。
たとえば、モーセの十戒は出エジプト記と共に申命記にも書かれてあります。
その四番目の安息日を守る戒めのところで、出エジプト記では労働の休止のみが求められています。
一方、申命記では、それに加えて、奴隷からの解放を覚える日とせよと命ぜられています。
申命記は、神の律法を再び命じ、「再解明」した書なのです。
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申命記の内容は、
(1)過去をかえりみて(1〜27章)
(2)現在を見つめて(28〜30章)
(3)将来をのぞんで(31〜34章)
となっています。
申命記は、神の恩恵に対してイスラエルの民が背いた事実を思い出させます。
そして、現在及び将来に対する警告と結びつけ、神の命令が語られています。
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当たり前の話ですが、イエス・キリストは旧約聖書の全巻通読を完了しておられ、もちろん申命記も読んでおられます。
イエス様が荒野でサタンから誘惑を受けた際、御言葉で対抗されましたが、それらすべては申命記からの引用でした。
「人はパンだけでは生きず、人は主の口から出るすべてのことばによって生きることをあなたに知らせるためであった」
(申命記8:3)
「あなたがたがマッサでしたように、あなたがたの神、主を試みてはならない」
(申命記6:16)
「あなたの神、主を恐れてこれに仕え、その名をさして誓わなければならない」
(申命記6:13)
また、ある律法学者から、律法の中でどのいましめがいちばん大切かと問われた時に、イエス様は隣人愛と共に神を愛する愛を挙げられました。
これも申命記の御言葉です。
「あなたは心をつくし、精神をつくし、力をつくして、あなたの神、主を愛さなければならない」
(申命記6:5)
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このように、申命記は新約聖書と深く結びついています。
ぜひ奮起して申命記をお読み下さいますように…。
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