今日のみ言葉【No.3228】(2023年11月21日)「律法学者への叱責(2)」

ジェームス・ティソ「律法学者とファリサイ派の人たち、あなたがたはわざわいだ」(米ブルックリン美術館所蔵)

あなたがたは、わざわいである。預言者たちの碑を建てるが、しかし彼らを殺したのは、あなたがたの先祖であったのだ。
(ルカ11:47)

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律法学者たちへの叱責の2番目です。

「あなたがたは、わざわいである。預言者たちの碑を建てるが、しかし彼らを殺したのは、あなたがたの先祖であったのだ」
(ルカ11:47)

どういうことでしょうか?

これは新約聖書だけ読んでいてはわからないことです。

旧約聖書全体を通読し、イスラエルの歴史を勉強すれば納得できますが、それには時間がかかります。

今は聖書のダイジェスト版やYouTubeでわかりやすい動画がインターネット上にたくさんありますから、短時間でその様子をつかむことができるようになりました。

バイブルプロジェクトなどはお勧めできるところです。

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律法学者たちは、旧約の預言者たちの記念碑を建てました。

しかし、イエス様が言われていることは、

「外面を繕って、いかにも旧約の預言者を敬っているように見せているが、預言者の墓を建てるのは偽善である」

ということなのです。

預言者は律法学者たちの先祖によって殺されています。

それと同じように、これからイエス様は彼らによって殺されようとしています。

神の人である旧約の預言者たちを敬っているようで、実は殺している律法学者たちは、彼らの先祖たちと同じことをする、とイエス様は言われたのです。

48節から51節は難しい箇所なので説明だけ記しておきます。

「神の知恵」とは神の言葉の受肉であるイエス・キリストご自身のことだと解釈されます。

「アベルの血からザカリヤの血」とは、旧約聖書全体の殉教者のことです。

創世記4章のアベルが最初の殉教者で、ザカリヤは最後の殉教者となります。

ユダヤ人が使うヘブル語聖書では歴代志下が最終巻となるからです。

「 しかし人々は彼を害しようと計り、王の命によって、石をもって彼を主の宮の庭で撃ち殺した」
(歴代下24:21)

「この時代がその責任を問われる」とは、この時代の人々がキリストを十字架につけるということです。

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律法学者たちは、自分たちの専門分野でイエス様から言い負かされています。

今までは無知な民を専門知識で牛耳ってきたかもしれませんが、今回は実力勝負で負けているのです。

イエス様はさらにもう一つの叱責を重ね、律法学者らに迫ります。

彼らはその言葉に対してどのような態度を取るのでしょうか?

以下、次回に続きます。

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耳に痛いことを言われた時は、すぐに反応せず、まず、

「それは本当ではないか」

と検証することが必要です。

当たっていなければ受け流せばいいだけです。

もし当たっていたら、言ってくれたその人に感謝して、自分を直すことに全力を傾けましょう。

それが神の正道です。

あなたの毎日が神に導かれる日々でありますように…。

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Posted by maruyama